2021年11月26日金曜日

とっておきの話303「星は見ている」の裏話

Twitterに、とっておきの話303「星は見ている」の原稿をアップしました。

とっておきの話303「星は見ている」の原稿



北野武さんと聞くと、芸人や映画監督のイメージが強いかと思います。




しかし、実は絵本も出版されているのです。

今回のとっておきの話は、そんな絵本「ほしのはなし」を素材にしています。



【(流れ星 と板書)

 みなさんは、流れ星にお願いをしたことはありますか?(少し間をおく)

今日は「ほしのはなし」というお話を紹介します。


ある日、男の子は、おじいちゃんからこんなことを教えてもらいます。

(だれもが自分の星をもっている と板書)

 あれはおばあちゃん、これは織田信長、そしてあれはお前の星だよ…というふうに、生きている人も死んでいる人も、自分の星をもっているとおじいちゃんは言います。

 そして、こんなことを言います。


「おまえたちは ちきゅうに ただ いきているんじゃない。

 だれしもが じぶんの ほしを もっているように、

 いつも うちゅうと つながっているんだ。

 たくさんの ひとたちが ほしになって、おまえを みているんだよ」


「だから、もし さみしいと かんじたら、よぞらを みて、ほしを さがしなさい。

いいことや いやなことが あっても、ほしを さがしなさい。

いつだって ひとりじゃないんだよ。

ほしとなって、みんなが おまえのことを ずっと みまもっているから」


「いろんな ほしが おまえを いかしているんだから」


 さて、おじいちゃんの話を聞いた男の子はその後、流れ星を見つけます。

でも、お願いごとをどうしようか考えているうちに見失ってしまいます。

すると男の子は、おじいちゃんの話を思い出して

「だれかにゆずってあげたような気がして気持ち良かった」と言います。


 みなさんも、さみしいと感じた時は、夜空を見上げて自分の星や大好きな人の星を探してみてはどうでしょうか?

きっとその星たちは、あなたを温かい目で見ていますよ。

 

最後に、種明かし。実はこの話、こんな大きな絵本なんです。

(絵本の一部を見せて終わる)】

 




締めくくりとして絵本の一番印象が強いページを見せています。

視覚的要素で訴えかけることで、聞き手に強い印象を残せます。



星は夜に出るものというイメージがありますが、実は朝や昼にも見えないだけでそこにあるんですよね。

その星の1つ1つが亡くなった人たちで自分の大切な人たちが見守っていると考えれば、一人じゃないような気になりますよね。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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