Twitterに、とっておきの話292「反比例していく説得力」の原稿をアップしました。
数学が専門の教師からすると、反比例のグラフは形が特徴的であり、魅力的に映ります。
この曲線美はそのまま良い素材になるのではないか。
そんな仮説が立ちます。
子どもたちの中にも、算数が得意・苦手に関わらずグラフの形を見ただけで興味を惹かれる子はいます。
今回のとっておきの話は、そんな反比例のグラフを使って、説得力と説明の長さの関係を表しているグラフ図を素材にしています。
【(説明の長さ と板書)
みなさんは、自分が授業中に発言する時、「長々としゃべってるなぁ」なんて思うことがありませんか?
説明が長いと、聞く側の人はうんざりしてきて、説得力がなくなるそうです。
説得力とは、「相手を納得させる力」のことを言います。
(説明の長さと説得力は反比例 と板書)
こんな言葉があるのですが、みなさんは反比例の図を見たことがありますか?
算数で出てくるグラフの一つなんですが、どんな図か見てみたいですか?】
最初に「説得力」という言葉を柔らかい言葉で説明した上で、もったいぶるように反比例の図を見せます。
こうすることで、より反比例のグラフの形に注目させることができます。
【反比例とはこんな図です。(下の反比例の図を見せる)
説明が長ければ長いほど、どうなるか、左から右へ移動して見てごらん。
(指さししながらわかりやすく見せる)ほら、こんなに高かった説得力がこんなに低くなっています。
こんなところなんか0に近いよね。
説明はなるべく短く、わかりやすく!でないと、この図みたいにどんどん説得力が減っていきます。
長々としゃべる癖のある人は、反比例の図を頭の中にイメージしてみましょう。】
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