2021年11月15日月曜日

とっておきの話293「ビル・ゲイツを超えた2文字」の裏話

Twitterに、とっておきの話293「ビル・ゲイツを超えた2文字」の原稿をアップしました。

とっておきの話293「ビル・ゲイツを超えた2文字」の原稿


【みなさんは、ビル・ゲイツさんを知っていますか?



パソコンを使ったことのある人なら、この文字を見たことがあるはずです。


Windowsの開発者であり、世界でもトップクラスの億万長者です。

そんなビル・ゲイツさんを超えた伝説的な言葉があります。

どんな言葉だと思いますか?】



これが今回のとっておきの話の導入部分です。

タイトルからして想像がつく方もいらっしゃると思いますが、ビル・ゲイツを超えた2文字というのは、ビル・ゲイツさんのスピーチを超えた2文字の言葉があったというエピソード素材のことを指します。


以前、長い説明よりも短い言葉の価値について触れたとっておきの話を紹介したことがありました。

今回のとっておきの話では、もう少し具体的なエピソード素材として次のように紹介しています。


【その言葉は、リチャード・ブランソンという人が言った言葉でした。

ブランソンさんも、イギリスの航空会社の会長で有名な人です。

でも、根はシャイで恥ずかしがり屋。

吃音と言って、生まれつき話し方が独特で、「アイアム」と言う時も「アアアアアイアム」と言ってしまう人です。

そんなブランソンさんが、あの億万長者のビル・ゲイツさんと一緒にあるテレビ番組に出演しました。

そこで司会者の人が、二人にこんな質問をします。

「あなたにとって、組織とは何ですか?」

 難しい質問ですよね。

まず、ビル・ゲイツさんが組織について説明し始めました。

ビル・ゲイツさんの説明は論理的で、話している様子を見ているだけで賢い人だということが分かります。

次に、ブランソンさんが答える番になりました。

そこで、あの伝説的な言葉が生まれたのです。

彼は、こう言ったのです。


「……………ラブ」

 

その瞬間、会場は大きな拍手に包まれました。

これにはビル・ゲイツさんも圧倒されてしまいました。

ラブ。

日本語で「愛」。

たった2文字でビル・ゲイツさんを超えてしまったのです。

本当に大切なことは、賢そうな説明の中ではなく、短い言葉の中にあるのかもしれませんね。




このエピソード素材から学べることもいくつかあります。

何を言うかではなく、誰が言うかが大切。

それはよく聞く話ですが、たとえどれだけ有名な人であっても、短く集約された言葉には敵わないこともあるというメッセージ性を感じます。

いかに端的に話すか。

いかに短い言葉にまとめるか。

その力は私たちが思っているよりも大きな力を発揮するのかもしれません。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. 素敵なエピソードをありがとうございます。感動して、ちょびっと涙が出ました。
    すごい二文字です!

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    返信
    1. ことだまっ子さん、コメントありがとうございます!
      1話でも感動できる話に出合ったのなら光栄です。嬉しいコメントでした😊

      削除

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