Twitterに、とっておきの話255「将来の選択肢、3万」の原稿をアップしました。
今回のとっておきの話には、2つの素材が組み込まれています。
1つ目は、夢が叶ったかどうか聞いたアンケートの結果。
2つ目は、職業の数です。
どちらの素材も、1つだけではインパクトに欠けますが、組み合わせて上手く話をつなげるとどちらも魅力的な素材として生かされます。
まずはアンケート結果の素材を生かし、聞き手に結果を考えさせながら次のように問いかけていきます。
【(将来の夢 と板書)
みなさんは、将来の夢はありますか?
先生は、小学生の頃から学校の先生が夢でした。
今こうして夢が叶っています。
ある会社が大人約1000人に「小学生の頃の夢の職業に就くことができたか」というアンケートをした結果によると...
(○% と板書)
「一度でも夢が叶った」と答えた人は何パーセントいたと思いますか?(数名指名)
答えは、16.7%。約6人に1人です。(16.7% 6人に1人 と板書)
夢を叶えるというのは、そう簡単ではないことがわかります。】
ここで話が終わってしまうと、夢は現実的にはなかなか叶わないものだというイメージが刷り込まれて終わりです。
そこで、次のフレーズを挟むことで、聞き手の視点を大きく変えます。
【でも、こんな考え方もあります。
「夢が叶わなかったのではなく、夢が途中で変わった人が多かったのだ」と。
もし小学生の頃になりたかった職業よりも魅力的な職業があると知ったら、夢を変える人もいるでしょう。】
こうすることで、「夢が叶わなかった」というマイナスイメージを、
「夢を自分の意志で変えた」というプラスイメージに変換します。
その上で、2つ目の素材である職業の数にスポットを当てていきます。
ちなみにみなさんは、日本にはいくつの職業があると思いますか?
正解は、当時の調査では3万もあるそうです。
この30000という数字の大きさにインパクトがありますよね。
ここでも一工夫。
先程までの「夢を自分の意志で変えた」約6人に5人の人に当てはまるような言葉のつなげ方をしていきます。
【例えば自分は「小学校の先生」になりたいと一つ選んだとします。
ということは、残り29999の職業につくことはやめたということなのです。】
こうすることで、より3万という数字の大きさを実感できます。
1つ選んだら、残りの2万9999の職業を選ばなかったのと同じこと。
インパクトがさらに大きくなりますよね。
最後に、夢をもつことに焦らず、自分が本当につきたい職業を探す度へと誘って話を締めくくります。
【みなさんは職業をいくつ知っていますか。
いろんな職業があることを知ってから、自分の夢を慎重に考えてみてもいいかもしれません。
人によっては、今は「だれかの役に立つ仕事」となんとなく思うだけでもいいでしょう。
焦らず、じっくりと考えていきましょう。】
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