2021年9月28日火曜日

とっておきの話254「○○が戻ってくる日本」の裏話

Twitterに、とっておきの話254「○○が戻ってくる日本」の原稿をアップしました。

とっておきの話254「○○が戻ってくる日本」の原稿



今回のとっておきの話では、

東京オリンピック

の話題を取り上げています。


東京オリンピックと言っても、まだ開催前の

オリンピック招致の時期の話

です。


2020年の東京オリンピック開催は、日本にとっては何十年ぶりの東京での開催となり、開催地として決まった時は大きな喜びに包まれました。

この後、実際は2021年に開催することになるのですが・・・


開催地を決める会議の時、日本をアピールするために滝川クリステルさんという人がこんなことを言いました。



皆様が何か落とし物をしても、きっとそれは戻ってきます。


落とし物が戻ってくるなんて、拾った人がいれば当たり前のことのように思うかもしれません。

しかし、日本では当たり前でも、世界的に見るとアピールできる部分になるそうです。



それを裏付けるのが次の話。


2014年の調査では、日本で落として戻ってきたお金は

年間で約33億4000万円。

こんなにも多くのお金が戻ってくることは、世界でも日本ぐらいだそうです。

 

江戸時代にも、今でいう3000万円ものお金を馬の首につるしたまま帰ってしまった武士のために約30キロの距離を走って戻しに来てくれた人の話があるほどです。

「お金を拾ったら戻す」は昔から大切にされてきた日本人の心なのかもしれませんね。



また、こんな言葉もあります。


落とし物には糸がついている


落とし物には糸がついていて、落とし主につながっています。

この考え方は「落とし物」に対する視点が増えてステキな考え方だと思います。

日本人らしい落とし物への心を上手く表現していますよね。



聞き手が子どもたちなので、より嚙み砕いて次のように話を締めくくります。


【上手く届けることができたら、当然感謝されますよね。

先生には、小学校の時に学校の中で見つけた落とし物を届けたことがきっかけで友達になった人がいます。

落とし物との出合いは、思わぬ出会いにつながるかもしれません。

怪しい物でなければ、落とし主を探して届けてあげましょう。】



落とし物が新しい人との出会いも運んでくるかもしれない。

そんな希望を残して話を終えます。

なるべく話はポジティブに締めくくりたいものです。

これも話し方のテクニックの1つでもあります。



気になった方は、ぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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