2021年9月23日木曜日

とっておきの話250「赤ちゃんがハイハイできるレベル」の裏話

Twitterに、とっておきの話250「赤ちゃんがハイハイできるレベル」の原稿をアップしました。

とっておきの話250「赤ちゃんがハイハイできるレベル」の原稿



みなさんは、ディズニーランドお好きですか?

ディズニーランドと言えば、日本屈指のエンターテインメントの聖地ですよね。


そんな夢の国ディズニーは、テレビでもよく特集を組まれます。

当時、ディズニーランドを掃除しているスタッフに注目が集まっていた時期がありました。

彼らの名はカストーディアル。




ただ掃除をするだけではなく、お客さんを楽しませる演出によくスポットが当てられていました。


しかし、僕が感動したのは彼らの演出ではなく、

掃除に対する姿勢

です。



みなさんは、どこまで掃除したら「きれいになった」と思いますか?


意外と聞いてみると、きれいだと思う基準は人それぞれだったりします。

自分はなんとなくきれいになったと思っているところも、別の人からすると「もっと掃除できるでしょ!」と思うかもしれません。


カスト―ディアルの彼らはどこまで掃除したら「きれいになった」と思うのでしょうか。


正解は・・・





赤ちゃんがハイハイできるレベル



だそうです。


初めてこの「きれいになったと言える基準」を聞いた時、衝撃でした。


彼らが掃除している場所は、ディズニーランドの敷地内です。

室内ではなく、室外です。

当然、アスファルトやコンクリートの床を土足で歩き回るお客さんたちがいる場所です。


そんなところを掃除している彼らが掲げている基準が

赤ちゃんがハイハイできるレベル

ということに驚きを隠せませんでした。


みなさんは、道ばたで赤ちゃんがハイハイしていたら汚れないと思いますか?

普通なら汚れますし、ガラスの破片なんか落ちていたらけがをしますよね。

そこを乗り越えるまで徹底的に掃除するという姿勢が伝わってきます。


赤ちゃんがハイハイしても汚れない。

赤ちゃんがハイハイしてもケガしない。

そこまで掃除していこう。

なんてステキな掃除の基準なのでしょう。




学校現場では、毎日掃除の時間があります。

だからこそ、ただ「きれいにしてね」と言うのではなく、明確な目標を立てて掃除をさせたいものです。


目標を立てて掃除をすると、本当の意味できれいに掃除できるようになるでしょう。

カストーディアルから学べる掃除の姿勢でした。



気になった方は、ぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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