2021年9月21日火曜日

とっておきの話248「一分の遅刻と一時間の遅刻」の裏話

Twitterに、とっておきの話248「一分の遅刻と一時間の遅刻」の原稿をアップしました。

とっておきの話248「一分の遅刻と一時間の遅刻」の原稿




突然ですが、電車の駅のホームをイメージしてください。




こんなアナウンスは、誰しも聞いたことのあるものだと思います。

「電車が遅れておりまして、大変ご迷惑をおかけしています」


聞いたことがある人、多いのではないでしょうか?


1分でも遅れるとアナウンスする駅もあるそうですが、これは当たり前ではないのです。

外国では5分や10分遅れるのが当たり前だそうです。

日本はそれだけ「時間を守る国」として世界では評価されています。



ここから、日本人一人一人の時間意識に目を向けてみます。


ここで問題です。

一分の遅刻と一時間の遅刻、どちらの方が罪は重いでしょうか。



罪が重いのは...





一分の遅刻の方だと言われています。

なぜだか分かりますか?



一時間の遅刻となると、多くは交通事故などのどうしようもない状況が原因です。

でも、一分の遅刻は、その人があとほんのちょっとがんばっていれば防げた遅刻です。

たとえ一分だけだとしても、自分の都合を優先して遅刻したことは相手の信用を失くす罪の重い遅刻なのです。

遅刻癖のある人は、今のうちに直しておかないと、大人になって信用どころか仕事を失くすことにもつながってしまいます。







このとっておきの話。作成当時は、素材元の本を読んで「なるほど~」と唸りましたが、

今読み返してみると、賛否両論ありそうな話だと思いました。




始めの電車のアナウンス。

1分でも遅れたらお詫びのアナウンスを入れるのを「時間を守る国」と捉えられる一方で、たった1分でも許されない「寛容さが欠ける国」と捉えられる人もいるような気がします。


次の遅刻の話。

履き違えて伝わってしまうと、長く遅刻するほど許されると勘違いされかねません。




なので、今回のとっておきの話は、

こうあるべき

と示すよりは、

この話をきっかけに自分で考えてみてね

と示す方を意識して話したいですね。




気になった方は、ぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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