Twitterに、とっておきの話235「いじ芽を摘み取る」の原稿をアップしました。
学校現場で必ず取り上げたい大事なテーマというのがありますよね。
特に、子どもたちの命にかかわるテーマは絶対に外せません。
その中に、「いじめ」も入っています。
しかし、「いじめ」をテーマにした話にも、様々な切り口があります。
例えば、「いじり」と「いじめ」の違い。
【(いじり いじめ と板書)
みなさんは、「いじり」と「いじめ」は同じだと思いますか?違うと思いますか?(少し間をおく)「いじり」は楽しい雰囲気をつくるためにからかっているだけだという意見もあるようですが、先生は「いじり」も見逃されていくと「いじめ」につながっていると思っています。】
今回のとっておきの話の中心的な切り口は、次の部分です。
【(いじめはいじ○ と板書)
○の中には漢字一文字が入ります。(少し間をおく)
(○の中に 芽 と板書し、芽のイラストをかく)
みなさんは、草取りをする時、「もう少し待ってから草取りしよう」と思いますか?取れる雑草は全部取っていきますよね。
いじめも同じです。芽のうちに摘み取らないと、どんどん悪い花が咲いていきます。いじめは、放っておけばおくほど大変なことになります。
直接いじめていなくても、いじめを放っておいて見ているだけの人も「いじめている人」と呼びます。
いじめは芽が出る前に、芽が出たとしても早く摘み取る意識を一人一人が持ちましょう。
注意する。声をかける。先生に報告する。
摘み取り方は自分の頭で考えた精一杯な方法でいいのです。
行動することが大切ですから。みんなでいじ芽の出ないクラスにしましょう。】
いじ芽
いじめの語尾の「め」を「芽」に変えただけです。
しかし、それだけでこんなに考えさせられる話もできます。
「いじ芽」と表記するだけで新たな切り口が生まれるのです。
みなさんの学級には、いじ芽はありませんか?
見逃さず摘み取っておかないと、芽はどんどん成長していく。
そんな危険なイメージが思い浮かびやすいですよね。
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