2021年8月5日木曜日

とっておきの話210「みんなしていますから」の裏話

Twitterに、とっておきの話210「みんなしていますから」の原稿をアップしました。

とっておきの話210「みんなしていますから」の原稿



今回は有名な作り話の一つが素材となっています。


沈没船ジョーク


という話をご存知でしょうか?



想像してみてくださいね。


あなたは今、世界各国のお客様が乗った豪華客船の乗組員です。

ある時、船が沈没しそうになる事故に遭遇してしまいます。

しかし、救命ボートがどう見ても足りません。

仕方なく、お客様の中で泳げる人には自分で泳いでもらうしかありません。

あなたは乗組員として、泳げるお客様にどんな声かけをしますか?





どうでしょう?

みなさんが乗組員なら、各国のお客様にどのような声かけをしますか?





この作り話は、次のように続きます。


ドイツ人のお客様には、

「泳げる人は飛び込むのがルールです」

と声かけしたら言うことを聞いてくれたそうです。




イタリア人には海の方を指して

「あっちで美女が泳いでいましたよ」

と声かけしたそうです。


フランス人には

「決して海に飛び込まないでください」

と言うと逆に飛び込んだそうです。

アメリカ人には

「海に飛び込んだあなたはヒーローだ!」

と言うと飛び込んだそうです。




それぞれの国の人の特徴に合わせて、声かけの言葉を変えたのです。

国民性のちがい

が顕著に出ていますよね。



では、あなたたちのような日本人のお客様には、何と声かけしたと思いますか?


正解は…






「みなさん…海に飛び込んでおられるみたいですよ」

だそうです。

 


みんなに弱い日本人

という訳です。





みんなしていますから



日本人は、「みんなしています」「みんなやっています」「やらないのはあなただけです」なんて言葉には弱いのだそうです。

こんな言葉に騙されないように、気を付けないといけませんね。


「みんな」ではなく、「自分」はどうしたいのかが言える人になりたいですね。




この話と初めて出会った時、思わず大きくうなずいてしまいました。

日本人は確かに「みんな」を重んじる精神が強い国民性かもしれません。

協調性はあるが流されやすい・・・

海外の人の価値観が新鮮に映りますよね。


それぞれの国民性には、それぞれの良さがあり、それぞれの危うさがあるということを学びました。

そのままこの話を聞かせても良いのですが、とっておきの話化するなら

合言葉

は設定しておきたいものです。



今回なら、日本人として気をつけたい言葉ということで

みんなしていますから

を合言葉に設定しています。



この話の後、

あなた自身はどうしたいですか?

という問いかけを大切にしていきたいですね。


みんなに流されそうになる度、この話を思い出してもらうためです。

話をして終わってしまうともったいないですから。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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