2021年8月4日水曜日

とっておきの話209「やわらか頭でいこう~NASAのボールペン~」の裏話

Twitterに、とっておきの話209「やわらか頭でいこう~NASAのボールペン~」の原稿をアップしました。

とっておきの話209「やわらか頭でいこう~NASAのボールペン~」の原稿




アメリカの作り話に、「NASAのボールペン」という話があります。




みなさんはご存知ですか?



第二次世界大戦が終わった後、アメリカとソ連という2つの国が宇宙開発を競っていた時代がありました。





NASAと言えばアメリカの宇宙開発をする大切な場所。

そこで思わぬ問題が発生しました。

宇宙ではインクが出なくてボールペンが使えないことが分かったのです。


ソ連に負けてはいられないアメリカのNASAは、莫大なお金をつぎ込んで宇宙用のボールペンを開発しました。

これでソ連に勝てる!そんなことをしている間、ソ連は宇宙で・・・








ボールペンではなく、えんぴつを使っていました。

 



莫大なお金をかける前に、「ボールペンが使えないならえんぴつでいいじゃん」とどうして思えなかったのでしょうね。


こうした状態を、

頭がかたい

と言います。


NASAはこの時、宇宙用のボールペンを作ることばかり頭の中にあったのでしょう。

頭がやわらかければ、「ボールペンの代わりになるものがあるのでは?」

と思えたかもしれません。


みなさんの生活にも、こうした落とし穴は潜んでいます。

頭をやわらかくして、いろんなアイデアの出せる人になりましょう。



NASAのボールペンの話を初めて知った時、何か聞き手に届ける合言葉がほしいと思い、

やわらか頭でいこう

を合言葉として設定してみました。




頭がかたくなってしまう時って誰にもありますよね。

特に何かに没頭している時こそ、臨機応変に考えられなくなりがちです。

NASAのボールペンは作り話らしいですが、NASAのような頭の良い人が集まってそうなところでも、こうした出来事はありえそうですよね。


やわらか頭でいこうという言葉が教えてくれるのは、思い込みから抜け出す方法でもあります。

人はこれだと信じたものをずっと思い込む癖があります。

その思い込みを一度外すことも時には必要でしょう。



しかし、ただ思い込みを外そうとか頭がかたいよと言ってもなかなかイメージがしづらいです。

そこで、今回の素材のように作り話で喩えられると、具体的にイメージができると思います。

他人事として笑い話を聞いていたのが、「もしかして自分もそうしちゃうことがあるかも」と自分事として具体的なイメージにつながるのです。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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