Twitterに、とっておきの話209「やわらか頭でいこう~NASAのボールペン~」の原稿をアップしました。
とっておきの話209「やわらか頭でいこう~NASAのボールペン~」の原稿
アメリカの作り話に、「NASAのボールペン」という話があります。
みなさんはご存知ですか?
第二次世界大戦が終わった後、アメリカとソ連という2つの国が宇宙開発を競っていた時代がありました。
NASAと言えばアメリカの宇宙開発をする大切な場所。
そこで思わぬ問題が発生しました。
宇宙ではインクが出なくてボールペンが使えないことが分かったのです。
ソ連に負けてはいられないアメリカのNASAは、莫大なお金をつぎ込んで宇宙用のボールペンを開発しました。
これでソ連に勝てる!そんなことをしている間、ソ連は宇宙で・・・
ボールペンではなく、えんぴつを使っていました。
莫大なお金をかける前に、「ボールペンが使えないならえんぴつでいいじゃん」とどうして思えなかったのでしょうね。
こうした状態を、
頭がかたい
と言います。
NASAはこの時、宇宙用のボールペンを作ることばかり頭の中にあったのでしょう。
頭がやわらかければ、「ボールペンの代わりになるものがあるのでは?」
と思えたかもしれません。
みなさんの生活にも、こうした落とし穴は潜んでいます。
頭をやわらかくして、いろんなアイデアの出せる人になりましょう。
NASAのボールペンの話を初めて知った時、何か聞き手に届ける合言葉がほしいと思い、
やわらか頭でいこう
を合言葉として設定してみました。
頭がかたくなってしまう時って誰にもありますよね。
特に何かに没頭している時こそ、臨機応変に考えられなくなりがちです。
NASAのボールペンは作り話らしいですが、NASAのような頭の良い人が集まってそうなところでも、こうした出来事はありえそうですよね。
やわらか頭でいこうという言葉が教えてくれるのは、思い込みから抜け出す方法でもあります。
人はこれだと信じたものをずっと思い込む癖があります。
その思い込みを一度外すことも時には必要でしょう。
しかし、ただ思い込みを外そうとか頭がかたいよと言ってもなかなかイメージがしづらいです。
そこで、今回の素材のように作り話で喩えられると、具体的にイメージができると思います。
他人事として笑い話を聞いていたのが、「もしかして自分もそうしちゃうことがあるかも」と自分事として具体的なイメージにつながるのです。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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