Twitterに、とっておきの話233「全員そろってベストなクラス」の原稿をアップしました↓
ベストなチーム
と聞いて、みなさんはどんなチームを思い浮かべますか?
一人ひとりがとても強い、強豪チームですか?
それとも、チームワークの長けたチームですか?
アメリカンフットボールという11人で試合をするスポーツがあります。
そのスポーツの世界で有名な選手だったあるチームのコーチがこんなことを言っています。
「私は11人のベストな選手とではなく、11人でベストとなるチームでプレーしているのだ」
意味わかりますか?
この言葉のすごいところは、たった1文字の違いで意味が大きく変わることを1つの名言としてまとめてしまっているところにあります。
11人のベストな選手とプレーしているのではなく、
11人でベストとなるチームでプレーしているのだ。
上段と下段の文章の違いが伝わるでしょうか?
一人ひとりは決してベストな選手と言える訳ではないのです。
しかし、11人そろうことによってベストなパフォーマンスを発揮できるチームでプレーしているという訳です。
〇人のベストな□ではなく、〇人でベストな△
これが今回の話のキーフレーズになります。
このように、良いと思った言葉の一部を空欄にしていろんな言葉を当てはめて使えるように一般化することを、僕は勝手に「型抜きする」と名付けています。
型抜きすることで、先ほどまでアメリカンフットボールの話だった名言も、様々なシチュエーションに応用して話すことができます。
例えば、学校生活の場面で使うとしたら、どんなシチュエーションが想定できるでしょうか?
次のように話してみるのはいかがでしょう↓
全員出席
【朝の健康観察が終わった後、全員出席だと分かると嬉しくなります。
クラス全員の子が学校に出席している。
これって、決して当たり前ではないのですよ。
世の中には、いろんな理由で学校を休む子がいます。
学校に通えない子もいます。
全員そろうというのは、当たり前のようで奇跡なんです。
私たちのクラスは全員そろって○人です。
○人みんながベストな状態ってなかなか無いですよね。
でも、○人そろってベストな状態を作り出すことはできる。
でも、一人でも欠けたらそれはできません。
○人でベストとは、○人そろうことがまず大切なんです。
全員そろうことに喜びを感じられる素敵な人になってくださいね。】
〇の中には、その時の学級内の子どもの数を入れれば良いでしょう。
30人学級なら30人でベストな学級を呼びかけたいですし、
40人学級なら40人でベストな学級を呼びかけます。
大切なのは、個々の能力を高めると共に、
全員そろってこそチームとしてベストな力を発揮できるのだ
という一人一人の意識です。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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