2021年8月30日月曜日

とっておきの話232「戦争の記憶」の裏話

Twitterに、とっておきの話232「戦争の記憶」の原稿をアップしました。

とっておきの話232「戦争の記憶」の原稿



朝日新聞の一面に必ず載っているものと言えば、天声人語ですよね。

天声人語にハマった時期がありまして、当時はまとめ本を買って読んでいました。


その本の中に、2015年8月14日の天声人語が載っていました。

8月14日という日付を聞いただけで、あの話題だなと勘づく人もいるかと思います。



そうです。

戦争についての話題が載っていたのです。

しかし、いきなり戦争の話題から入るのではなく、一見関係の無さそうな


甲子園


の話から文章が綴られていました。



その切り口に興味をもち、とっておきの話とさせていただきました。



みなさんは、甲子園で行われる高校野球の試合を見たことがありますか?



高校野球は、2015年に100年目を迎え、第97回の大会が行われました。

しかし、100年目なら普通は第100回の大会となるはずなのに、なぜ97なのでしょう。

それは、戦争で4年中断したためです。


特に第二次世界大戦という戦争は、絶対に忘れてはいけない記憶です。

この戦争によって、どれくらいの人が亡くなったと思いますか?




正解は、

3100000人



このうち、戦争が終わる最後のたった1年で亡くなった人は...







2000000人


これくらいいたそうです。

310万人中の200万人は、もし、戦争が終わるのが1年早かったら、生き残っていた人数なのです。



戦争を経験した人はどんどん少なくなっています。

先生も経験したことはありません。

でも、戦争の記憶は引き継いでいかないといけない記憶です。

経験したことのない私たちでも、戦争は絶対にしてはいけないと心に刻み、忘れないことが大切です。




以上のような内容になっています。

「戦争」をテーマにした話は世の中に溢れていますが、「甲子園」を切り口にして「戦争」に迫っていく話の流れはなかなか無いと思いました。


どのような切り口であっても、「戦争」というテーマは

深く、広く、重く、大切なテーマです。


中でも、今回の話のように

戦争の記憶を引き継ぐ

というのは、これからの時代を担う子どもたちに伝えていきたいです。


毎年8月には、戦争の話題がニュースに上がります。

終戦の日がある月であり、原爆の日がある月であるからです。

特別番組も放映されます。


しかし、メディアの発信をよそに、戦争について毎日きちんと考えている人は意外と少ないのかもしれません。

教員として、担任している子どもたちが戦争に無頓着・無防備なのは避けたいですよね。


私自身、戦争を経験していない人間です。

だからこそ、戦争の記憶は途絶えさせてはいけないと感じています。


今回のような切り口でも良いし、別の切り口であっても、戦争の記憶を引き継ぐことは途絶えさせてはいけないと思います。




ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございます。


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