Twitterに、とっておきの話222「賞味期限のある言葉」の原稿をアップしました。
賞味期限
と聞くと、みなさんはどんな物の賞味期限を思い浮かべますか?
牛乳
納豆
卵
刺身
肉
サラダ
冷凍食品
缶詰
…
あなたの好きな食べ物にも、賞味期限があるかもしれません。
そう。賞味期限と聞くと、
食べ物
の賞味期限を思い浮かべるのが普通だと思います。
なぜなら、「賞味」って味のことですから。
食べ物に決められたおいしさを保てる締め切り。
賞味期限を簡単に説明するとこうまとめられるのではないでしょうか。
一方、今回のとっておきの話で紹介する賞味期限は・・・
言葉の賞味期限
です。
ここがまず意外ですよね。
食べ物ではなく、言葉に賞味期限があるってどういうこと?
って思いますよね。
しかし、言葉にだって食べ物と同じようなことが言えるのではないでしょうか?
ズバリ一言で表すとしたら・・・
言葉も食べ物と同じように、旬があるのです。
どういう意味か。
「ありがとう」と「ごめんなさい」の2つの言葉を例に次のように説明しています。
【(ありがとう ごめんなさい と板書)
みなさんは、1か月先に「1か月前のことなんだけど、ありがとう」って言われても困りますよね。「ありがとう」はそう思ったらすぐ、1秒でも早く言うと相手においしく伝わります。
「ごめんね」も一緒。「あの時はやっぱりおれが悪かった。ごめんね」って言われても今さらって思いますよね。これも1秒でも早く言うと相手においしく伝わります。
「ありがとう」と「ごめんね」は1秒でも早く相手に食べさせてあげる賞味期限のある言葉です。もしかして、賞味期限切れの「ありがとう」や「ごめんね」を心の中にためていませんか?】
・言葉も食べ物と同じように、味の違い(伝わり方の違い)があるはず。
・言葉も食べ物と同じように、タイミングによって味の違い(伝わり方の違い)が生まれるはず。
・言葉も食べ物と同じように、賞味期限切れをため込まないように気をつけると良いはず。
このように、「言葉」と「食べ物」が、「賞味期限」というキーワードによって上手くリンクしています。
だからこそ、言葉も旬を逃さず、おいしく伝えてあげたいですよね。
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