Twitterに、とっておきの話221「どんな目つきをしているか」の原稿をアップしました。
(写真を撮るジェスチャー。実際にカメラを向けてみせる。)
今回の話はカメラがテーマ。ではなくて、
目
がテーマです。
なぜ、いきなりカメラのポーズをしてみせているのかというと、次のことをまず聞き手に想像してもらいたかったからです。
【もし、「目」だけ残して後は何も映らないカメラで写真を撮ったら、みなさんはどんな目をしているでしょうか。AとB,どちらですか?(次のイラストを提示)】
A『にこにこした目ばかりかかれた絵』
つまり、人間の体の中でも
目 だけにスポットを当てる演出です。
こうすることで、考えるべきことが焦点化され、聞き手にとって分かりやすい話になります。
きっとこの段階では、自分がどんな目をしているのか、すぐに答えられる子がいないかもしれません。
しかし、最初に「あなたはどうですか?」と聞かれた上で本題に移り、最後にもう一度「あなたはどうですか?」と聞くことで、聞き手に思考の変化が生まれます。
すぐに答えられない人がいるということは、逆に言えば今まで意識してこなかったということです。
これは話し手にとってチャンスです。
なぜなら、新鮮な気持ちで話を聴いてもらえるからです。
ここで、次のように質問を変えてしまいます。
【質問を変えますね。どちらの目がいいですか?(挙手をさせる。Aという子が多いだろう)】
自分がどうなのかが分からない子も、どちらの目でありたいのかは選ぶことができます。
わざわざにらむような目つきを選ぶ子はほとんどいません。
当然にこにこな目つきを選ぶのですが、大事なのは
自分で選択する
場面を設けているところです。
そして、ここで意外性を入れていきます。
【Aを選ぶ人がほとんどだと思います。
でも、Aのつもりでも、相手からしたらBの目つきで映っていることもあります。
自分の目がどうなっているかなんて鏡を見ないとわかりませんからね。】
あなたはAのにこにこの目つきでいたいんだよね?
にこにこの目つきでいるつもりなんだよね?
でも、にこにこしているつもりでも、意外と相手にはそう映っていないのかもしれませんよ?
といった感じで、聞き手を揺さぶっています。
こうすることで、より思考が促進されます。
最後に、個から集団への問いかけに変化していきます。
【では、次の目つきをしたクラスだったらどうですか?】
ここで、にこにこの目つきとにらんだ目つきが混ざった絵を見せます。
そして、次のように続けます。
【一人でも目つきの悪い人がいると、雰囲気は悪くなってしまいます。
みんなにこにこと元気で明るい目つきをした学級にしていきたいですね。】
この中でも、
一人でも 目つきの悪い人がいると全体の雰囲気が悪くなる
といった部分が強調して話したい部分です。
そして、ワークで話を締めくくります。
【では、早速お目目のチェック!お互いに向き合ってやってみましょう。
(ペアで目つきのチェックをさせる)】
自分の話し方も気を付けます。
返信削除キャッスルさん、コメントありがとうございます!
削除ブログにコメントをいただくことが少ないので嬉しかったです😊
これからもよろしくお願いします。