Twitterに、とっておきの話216「目玉おやじは見逃さない」の原稿をアップしました。
みなさんはこのキャラクターの名前を知っていますか?
目玉おやじ
です。
読者のみなさんならご存知かもしれませんが、今の子どもたちの中には知らない子もいるかもしれません。
私が子どもの頃、「ゲゲゲの鬼太郎」というアニメがテレビでやっていました。
今はリメイクされたアニメがやっていたりしていますよね。
その中で、「目玉おやじ」という主人公をそばで支えるキャラクターがいたんですね。
主人公の鬼太郎と二人三脚で悪い妖怪を倒していく話ですが、そのチームワークといったらすごかったです。
主人公が弱音を吐くと、目玉おやじは「何言ってるんだ!がんばれ!」と励ますんです。
いきなりなぜ目玉おやじの話から始まったのかというと、これがもう一人の自分の喩えとなるのです。
次のように話をつなげます。
【実は、みなさんの頭の中にも目玉おやじはいます。
こんな風に言い換えてもいいかもしれませんね。】
そうして、「もう一人の自分」と板書することで、目玉おやじが喩えのキャラクター像として浮かび上がります。
ここがこの話の面白いところですよね。
「もう一人の自分」と聞いただけでは、ただそこに人が立っているようなイメージをもつと思います。
しかし、自分の頭の中に「もう一人の自分」として「目玉おやじ」がいると考えることで、具体的かつ視覚的なイメージが浮かんでくるのです。
ここで、次のように例示していきます。
【例えば、嘘をついたとします。周りの友達をだますことはできても、絶対に嘘がばれる人がいます。それは、自分です。自分には絶対に嘘はつけないのです。
例えば、ごみが床に落ちていたとします。自分のではないから拾わなくてもいいだろうと通り過ぎたとしたら、そんな自分をもう一人の自分は許すでしょうか。】
ちなみに、喩えは目玉おやじでなくても大丈夫です。
しかし、
もう一人の自分がいつも見ている
という表現を伝えるのに「目玉」がアイデンティティとなる目玉おやじはぴったりのキャラクターだと思いませんか?
最後に、次のように締めくくっています。
【このように、「これぐらいごまかしちゃおう」「これぐらいいいだろう」と自分をごまかしても、頭の中の目玉おやじはそんなあなたを見逃しません。
誘惑やめんどくささに負けそうな時、自分の頭の中の目玉おやじが今の自分を見たら何て言うか、想像してみてくださいね。】
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