Twitterに、とっておきの話180「使った言葉にふさわしい人物になる」の原稿をアップしました。
とっておきの話180「使った言葉にふさわしい人物になる」の原稿
心理実験の中には、「本当に?」と驚くような結果が出るものがあります。
今回のとっておきの話では、ある実験結果を素材に、言葉や行動と人間性のつながりに迫ります。
しわ、忘れっぽい、白髪、つえ
以上の言葉を見て、みなさんは何を思い浮かべますか?
こんな実験があります。
こうした老人をイメージする言葉をあえて使うようにしてもらった人たちのチームと、普段通り過ごしてもらった人たちのチームの2つに分けます。
すると、老人をイメージする言葉を使った人たちの方が・・・
歩くスピードが老人のように遅くなったのです。
本当に?と驚く結果ですよね。
もう1つ実験を紹介しましょう。
老人のように遅く歩いてもらった人は他の人と比べてどうなったか・・・
老人をイメージする言葉に脳がよく反応するようになったそうです。
本当に?と驚きますよね。
人はこのように、使った言葉にふさわしい人物になっていきますし、その人物がやりそうな行動をするほど言葉づかいも変わっていきます。
今回素材にした実験結果は、驚きとともに説得力のある事実と言えます。
自分が普段使っている言葉や行動をふりかえるきっかけとして良い素材だと思いました。
とっておきの話の最後には、次のように呼びかけて話を締めくくっています。
【自分がどんな人物か。
それは、どんな言葉を使い、どんな行動をしたかで決まります。
いい加減な言葉、いい加減な行動をしていると、いい加減な人物になります。
すてきな言葉、すてきな行動をしていると、すてきな人物になります。
冷たい言葉、冷たい行動をしていると、冷たい人間になります。
温かい言葉、温かい行動をしていると、温かい人間になります。
ふだんあなたたちが使っている言葉や行動、大丈夫ですか?】
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