Twitterに、とっておきの話178「たった一人に届けばいい」の原稿をアップしました。
今回のとっておきの話を作成した当時、HYという歌手が好きでした。
そのHYで女性ボーカルを担当している仲宗根泉さんが、何気なく流していたテレビ番組に出ていました。
番組のテーマは「忙しい人は幸せなのか?」というもので、密着取材のような形でした。
その番組の中で言っていた次の仲宗さんの言葉を素材にしました。
たった一人に届けばいい
仲宗さんは、たった一人に届けばいいと思って歌を作り、歌っているのだそうです。
シンプルだけど深い言葉ですよね。
HYのようなプロの歌手グループのボーカルをしている人が、
みんなに届くように
ではなく
たった一人に届けばいい
と表現されているところがステキでした。
この言葉が生きる場面は、学校生活の中にもたくさんあります。
原稿では、学芸会を一つの事例として組み合わせています。
導入場面で、次のように共感します。
【もうすぐ学芸会(発表会)ですね。緊張していますか?
大勢の人の前で何かを演技する、発表するというのは緊張するものです。
では、なぜ緊張してしまうのか考えたことはありますか?(少し間をおく)
それは、見に来た人みんなに自分の演技や発表が届くかどうか心配になってしまうからかもしれません。
みんなからどう思われるのか心配すると、それが緊張に変わってしまいます。(「みんなから」を強調して話す)】
そして、仲宗さんの言葉を紹介し、次のように締めくくっています。
【目をつむってみてください。たった一人でもいいです。
あなたが自分の演技や発表を届けたいと思う大切な人はだれですか?
たくさん思い浮かべなくても、たった一人でも、その人に届いたなら大成功。
そう思えば、楽になるかもしれませんね。】
個人的には「目をつむってみてください。」の部分がお気に入りです。
届けたいと思う大切な人をじっくりと想像する時間を作りたかったので加えた言葉です。
今回のとっておきの話では、
① 「みんな」と「たった一人」の対比
② 不安と安心の対比
を強調して話すように気をつけたいです。
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