2021年6月10日木曜日

とっておきの話159「同じ新幹線です」の裏話

Twitterに,とっておきの話159「同じ新幹線です」の原稿をアップしました。

とっておきの話159「同じ新幹線です」の原稿



人の固定概念というものは手強いもので,自分が思っているよりも意外と凝り固まっているものです。


例えば,何か物をイメージする時,今まで見てきた姿をもとにイメージします。

でも,その物に今まで見ていなかった姿があったとしたら・・・


あなたの固定概念はたちまち覆るのです。



今回のとっておきの話の素材は,新聞を読んでいたら,

僕の新幹線のイメージが覆った素材です。


みなさんは,新幹線と聞いたら,どんな姿を思い浮かべますか?


きっとこんな姿ではないでしょうか↓



一方,僕の出合った素材の写真はこんな新幹線の姿がありました↓



今まで見たことのない新幹線の姿だったので,

「えっ?」

と思わず声を出してしまいました。

すぐに,これは素材にしてみようと思いました。

みなさんもきっと,僕と同じように驚いたのではないでしょうか。


これは、新幹線が大きな部品ごとに運ばれている姿です。

ふだんは車が通っている普通の道路を通って夜中のうちに運び出されるそうです。

面白い姿ですよね。


でも、新幹線の部品はどのように運ばれてくるのだろうと想像力を働かせると、こんな姿があっても当たり前に感じますよね。

今みなさんが驚いたのはなぜか。


それは、新幹線は走っているもの、駅で止まっているものというふうに決めつけて他の姿を想像していなかったからです。

まさに凝り固まってしまっていた固定概念です。



こうした固定概念から抜け出すためには,

想像力を鍛える

ことが大切です。


今回のとっておきの話では,子どもたち向けに,想像力を鍛えるメリットを3つ紹介しています。


【想像力をきたえると良いことが3つあります。

 一つ目は、世界が広がります。あなたたちも今、新幹線の世界が少し広がったでしょ?

 二つ目は、優しくなれます。相手がどんな気持ちになるか想像できるようになるとね。

 三つ目は、楽しくなります。想像すること自体楽しめるようになっていきます。

 ふだんからいろんな想像を楽しんでみてくださいね。】


子どもに限らず,大人のみなさんも,ぜひ,想像力を鍛えてみてください。



ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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