2021年5月24日月曜日

とっておきの話143「耳学問の力」の裏話

Twitterに,とっておきの話143「耳学問の力」の原稿をアップしました。

とっておきの話143「耳学問の力」の原稿




みなさんは,「学ぶ」「勉強する」と聞くと,どんなイメージをもちますか?


今回のとっておきの話を作るまでは,こんなイメージでした。



 

でも、学びの形はこうしたイメージだけではありません。


みなさんは、こんな言葉を聞いたことはありますか?


耳学問(みみがくもん)



耳学問とは、自分のまわりにいる人たちの話を聞いて、知識や考え方を自分のものにする勉強の仕方を言います。

学校の子どもたちは,授業中のペア学習やグループ学習での話し合いでまさに耳学問をしています。


自分一人で本やインターネットで調べることも大切ですが、人の輪の中からも多くのことを学べます。

話し合いは、耳学問の練習でもあるのです。




僕が子どもの頃、トリビアの泉というテレビ番組が流行っていました。



雑学を紹介する耳学問の番組です。

テレビを観た次の日には、番組を観ていない友達に雑学を教えるのが楽しみでした。

「ねぇ、これ知っている?」という感じに。



このとっておきの話を作っていた当時,林修先生の『初耳学』というテレビ番組が放送し始めました。




あまり知られていないようなことを紹介する、これも耳学問の番組です。


いつの時代も、耳学問の力を人は何気なく使っています。

意識して使うようにすると、今よりもっとたくさんの学びが生まれることでしょう。





学ぶ,勉強する姿は,机に向かって考えるだけではないことを教えてくれる話ですよね。

耳学問の良い所は,一人きりの缶詰勉強ではなく,一緒に学ぶ相手を意識できるところです。

学校の授業はまさに耳学問の連続。

集団で学ぶからこその耳学問ですよね。





今回は,耳学問の話でしたが,


足学問(出かけてみて学ぶ)

手学問(さわってみて学ぶ)

鼻学問(においをかいでみて学ぶ)

体学問(体験してみて学ぶ)


なんて言葉があっても面白いなぁと思いました。


みなさんは今,何か学んでいることや勉強していることはありますか?

それは何学問ですか?





ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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