Twitterに,とっておきの話144「割れ窓理論」の原稿をアップしました。
みなさんは、
割れ窓理論
という言葉をご存知ですか?
写真のように、割れた窓を見つけた時、どうするかでその後の景色が大きく変わることを教えてくれる理論です。
こんな研究がありました。
ある街は、割れ窓一つを放っておきました。
すると、もう一つ割れていてもいいだろうという油断が生まれ、割れ窓が増えていきました。
そして、犯罪が多く起きるようになったのです。
ある街は、割れ窓をすぐに修理しました。
すると、窓を割ってはいけないという緊張感が生まれ、犯罪も減ったそうです。
たった一つの割れ窓をどうするかによって、その後にすごく影響するという話です。
みなさんも知っているディズニーランド。
ここでは、割れ窓理論を大切にし、小さなゴミ一つも見逃さない掃除をスタッフの人たちは心がけているそうです。
学校の子どもたちも,毎日掃除や整理整頓をしますが,
ほんの少しのずれや汚れを放っておくと、たちまち教室は汚くなります。
また,割れ窓理論は,「窓」のイメージから,物を当てはめて考えがちですが,
人を当てはめても言えることがあります。
例えば,いじめ。
いじめにつながりそうな瞬間を見つけた時,逃さず指導できる担任の学級ではいじめは起きにくいです。
反対に,小さなことだからと言って放置していると,たちまちいじめは広がっていきます。
物がなくなった時,その子の物の管理が悪いからと決めてしまうのではなく,
もしかしたらいじめの可能性があるかもしれないという意識が大切です。
割れ窓理論は,リスクマネジメントのために大切にしたい考え方の1つです。
もしかしたら気づいていないだけで,あなたの周りにも割れ窓があるのかもしれません。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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