Twitterに,とっておきの話145「机は物置ではありません」の原稿をアップしました。
今回のとっておきの話は,話し手の話し方次第で与える印象が大きく変わってしまう話です。
その理由は,
1つ1つの素材が弱く,原稿の量が少ないから
です。
つまり,何も考えずにいつものペースで話すと,5分どころか1分弱で話が終わってしまいます。
原稿を見ただけでは分かりませんが,こういう話こそ,
間をとる
抑揚をつける
視線を送る
などの話し手のスキルが必要です。
それとは別に,
あえて問いかけたり,指名したりする時間を作る
のも有効です。
例えば,「机と物置,同じ物ですか?」の後に
(少し間をおく)
とありますが,ここで全員に挙手をさせてもいいし,意図的指名をしてもいいでしょう。
写真を見せた後,何人かに気づいたことを言ってもらうのもいいでしょう。
【机は物置ではありません】
と提示してから,「どういう意味だと思いますか?」
と問いかけてもいいでしょう。
「引き出しはゴミ箱ではありません」の話に入る前に,
【「机は物置ではありません」と同じように,整理整とんを大切にしてほしい場所があります。
それはどこでしょう?】
と投げかけてもいいでしょう。
【正解は・・・ここです。】と言いながら,次の画像を見せると,机の引き出しをよく意識できるようになります。
このように,時間が余ってしまうかも,あっという間に終わってしまうかも,と思った時には,あえて問いかけをしたり意図的指名をしたりしてみてください。
どんな素材も,作り方次第,話し方次第で立派なとっておきの話になります。
今回は,2つの素材を組み合わせて話を作っています。
1つ目は,物置に喩えることで,机の上をキレイにしましょうと呼びかける素材。
2つ目は,ゴミ箱に喩えることで,机の中の引き出しをキレイにしましょうと呼びかける素材。
物置でもゴミ箱でもない,机として机を使う。
そんな当たり前のことができていない子がいるのです。
整理整とんのできない子が一人でもいるなら,こうした話をしてみるのもいいかもしれません。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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