Twitterに,とっておきの話150「印鑑はなぜ丸い?」の原稿をアップしました。
今回のとっておきの話には,
はんこ(印鑑)
が素材として取り上げられています。
昨今は,脱ハンコ社会なんて言われ,はんこの文化が無くなりつつあります。
でも,このはんこには,面白い考え方が潜んでいるのです。
その考え方とは,この形に隠されています。
みなさんに問題です。
印鑑はなぜ丸い形をしているのでしょう?
正解は、
わざと向きを分からなくするため
です。
印鑑は、上と下の向きを間違えると大変なことになりますよね。
僕もたまに上下逆さまで押してしまうことがあります。
なのに、なぜ、わざと向きを分からなくするのでしょう。
それは、
大事な決断を落ち着いてしてほしいから
です。
印鑑は、大事なことを決める時によく使われます。
大人で言うと,結婚をする時や大きなお金を動かす時など、人生において大事な決断をする時に使われます。
学校の子どもたちにとっては,大事な提出物に親のはんこを押してもらいますよね。
そんな時、印鑑の向きを確認することでほんの少しの時間が生まれますよね。
その間に、本当にそれでいいのかどうかもう一度確認してほしいという願いが込められているそうです。
このほんの少しの時間のことを
間(ま)
と言います。
間を大切にしながら過ごしている人は、大事な決断も落ち着いてすることができ、ミスも少なくなります。
勢いに任せて慌てていきそうな時、間を意識して落ち着いて考えることを大切にしてみてください。
あなたの心の中にある印鑑の向きを、いつも確認していきましょう。
こんな話でした。
脱ハンコ社会の昨今,はんこは押すのがめんどくさいものだという風潮があります。
確かに,効率を追求していくと,はんこを押す作業は不必要かもしれません。
しかし,
間を意識して落ち着いて考える
というねらいなら,はんこは必要ではないでしょうか。
なんでもかんでも効率的に動くのが全て良い訳ではありません。
一見,無駄に思えるような間をもつ心のゆとりは忘れないでいたいですね。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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