2021年5月13日木曜日

とっておきの話133「四葉のクローバーだって」の裏話

Twitterに,とっておきの話133「四葉のクローバーだって」の原稿をアップしました。

とっておきの話133「四葉のクローバーだって」の原稿



言われてみればそうだよね!


こうした感覚は大切にしたいです。

今回の話のように,四葉のクローバーのエピソードはまさに「言われてみればそうだよね!」という気持ちに僕自身がなりました。

素材元は,これまた松浦弥太郎さんの本からです。


四葉のクローバーは,もともと四葉になる種類だった訳ではありません。

普通は以下の写真のように,三つ葉なのです↓


みんな三つ葉の中,ふと見つかるのが四葉のクローバーなのです。

見つけた人は幸せになれるという四葉のクローバーは,周りの葉とちがう存在なのです。


四葉のクローバーだって,周りの葉とちがうけど幸せを運ぶ葉と呼ばれている。

あなただって,周りの人とちがうけど幸せになれるはず。


そんなメッセージがこの話を通して伝わると良いですね。






以前,金子みすゞさんの「みんなちがって みんないい」を素材にしたとっておきの話を紹介しました。

とっておきの話17「みんなちがって みんないい」の裏話



今回の四葉のクローバーは,子どもからするとより身近な存在からこうした考え方がイメージできるのではないかと思います。



原稿ではまず,こんなふうに始まります。


【自分だけこんな体型、自分だけこんな性格、自分だけこんな人間…

そんなことを思っている人はいませんか?

みんなとちがうことは恥ずかしくない!と言っても、実際そう思うのは難しいかもしれません。】


「みんなとちがう」ことを恥ずかしいと思う子は意外と多いものです。

自己肯定感が低い子,自信のない子は教師として見逃したくないです。


みんなとちがうことは何も恥ずかしいことではない。

あなたにはあなたの良さがあるのだよ。

みんなちがうからこそ,それがいいのだよ。


そんなメッセージを伝えたい時,四葉のクローバーのエピソードはイメージさせやすいですよね。


このように,伝えたい考え方があった場合,

具体的にイメージできるようなエピソード素材

が力を発揮します。



今回は四葉のクローバーの話でしたが,

「言われてみればそうだよね!」というエピソード素材は世の中に溢れています。



みなさんもぜひ,探してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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