2021年5月12日水曜日

とっておきの話132「ブレーキの達人」の裏話

Twitterに,とっておきの話132「ブレーキの達人」の原稿をアップしました。

とっておきの話132「ブレーキの達人」の原稿




F1ドライバーと言えば、ものすごいスピードでスポーツカーを乗りこなす人たちのことを言いますよね。




F1の世界では、一流のドライバーは○○の達人と呼ばれています。


□に入る言葉は何だと思いますか?


答えは、ブレーキです。


F1ドライバーと言うと、レースに勝つため、いかにスピードを上げるかが大切なように思いますが、実は、レースを走り切るためにスピードをコントロールすることの方が大切なのです。


スピードを自分でコントロールする力のある、アクセルではなく、ブレーキの達人が、F1の世界では一流と呼ばれるのです。



このエピソードをもとにして,松浦弥太郎さんは参考文献にした本の中で,心にもブレーキが必要な時があると考えました。


【暮らしや仕事でのトラブルのほとんどは、心のスピードを出しすぎた結果として起こるものだと言った人がいます。】


速ければいいというわけではありません。ブレーキをかけるというのは、

よく考えながら進む

ということです。


最後にこんなふうに呼びかけて原稿は終わっています↓

【時には心にブレーキをかけ、じっくり考えてから動いてみる。

そうやって自分にとってちょうどいいスピードをコントロールできる、心のブレーキの達人になってくださいね。】





心のブレーキの達人


これは僕が新しく生み出した言葉です。

キーワードを作るのがねらいです。


心のアクセルの達人はよく礼賛されますよね。

進んで動く子や主体的に動く子は褒められる傾向にあります。


しかし,慎重に動いたり,自分のペースで動いたりすることも大切な場面があります。

心のブレーキの達人も褒められる教師でありたいです。


要はアクセルもブレーキも上手く使い分け,バランスが大切なのです。

どちらかに偏ることなく,心(気持ち)をコントロールしたいですね。




気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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