Twitterに,とっておきの話100「意識しなければ高くとべない」の原稿をアップしました。
どこの学校でも,全校集会や式は一年のうちに一度や二度は行われるでしょう。
前任校では,毎週月曜日の朝に全校集会,入学式や始業式,修了式や卒業式がありました。
こうした集会や式の日程に必ず組み込まれているものがあります。
それは。。。
校長先生の話
の時間です。
この時間がとっておきの話クリエイターの教員としては本当に面白いのです。
上から目線のようで申し訳ないのですが,校長先生が誰かによって,話の質が全く違うのです。
何せ全校児童何百人を相手に話をするのですから,難易度は高いです。
そんな中でも,とっておきの話ができる校長先生がいるので本当に尊敬します。
また,校長先生という立場の人は常に話のネタ探しをしています。
時事ネタで話す人や本を参考にネタを真似する人もいます。
そんな中で,僕が「おっ!」と思い,とっておきの話化してみたのが今回の話。
校長先生の話も素材になる時があるのです。
前任校の校長先生は,こんな言葉を残しました。
意識するかしないかで,とべる高さがちがいます。
例えば,ボールを持ってただ落とすとします。
重力に従って落ちたボールは,それなりに跳ね返ってまたとびますよね。
でも,あまり高くとべたとは言えません。
しかし,ボールを「高くとばすんだという意識で」下に打ち付けたらどうでしょう?
跳ね返りが強くなり,ただ落とす時と比べてはるかに高くとべるはずです。
このように,学校生活では「意識するかしないか」の場面が数多くあり,意識できた数だけ成長につながる(=高くとべる)と言えます。
では,学校生活を細分化してみましょう。
学校ですることを分けてみます。
大きく分けると,授業,生活,登下校の3つ。
授業をさらに分けると,国語,算数,理科,社会,体育・・・と,その数は増えます。
生活も同じように分けると,あいさつ,給食,掃除・・・と,その数は増えます。
そして,国語をさらに分けることもできます。
どんどん細かく分けていくと・・・
学校生活ですることを全て数えたら,一日の間だけでも100以上あるのです。
つまり,学校に通う子どもたちは毎日100の「意識するかしないか」の場面に出くわしているということです。
この1つ1つをどこまで大切にできるか。
それが成長の肝だと前任校の校長先生は語っていました。
初めてこの話を聞いた時,学校生活ですることはそんなたくさんあるのだという驚きと,ボールを使った具体的例示の分かりやすさに面白さを感じました。
「意識する」という言葉が難しい場合,「気をつける」に替えてもいいでしょう。
では,どの場面で何に気をつけるのか。
その指導を,今回のとっておきの話をきっかけにして詰めていければ,子どもにすっと入っていく指導になるかもしれません。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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