Twitterに,とっておきの話99「顔晴れ,私」の原稿をアップしました。
学生の頃,AKB48にハマっていた時期がありました。
当時は発足して間もない頃で,いわゆる初期メンバーと呼ばれた人しか名前は覚えていません。
今でこそ国民的アイドルグループなんて呼ばれ,48シリーズだけでなく,坂シリーズもたくさんできましたが,その礎を支えたのは当時のメンバーの活躍があってこそだと思います。
そんな初期メンバーの中でも,「総監督」と呼ばれ絶対のリーダー的存在だったのが,高橋みなみさんです。
僕よりも少し年下ですが,彼女の言葉や行動には尊敬できる部分があり,いわゆる推しメンでした。
日めくりカレンダーを買うぐらいですから,推しメンでしょう。笑
ですが,このカレンダーの中にも思わぬ素材があったのです。
13日のページに,こんな言葉が書いてありました。
顔晴れ,私
最初見た時は,何て読むのだろう?と思いました。
なるほど,「がんばれ」と読むのだと。。。
そして,その隣に書いてある細かい字を読むと,さらにステキなことが書いてありました。
【私はがんばっている自分が嫌いじゃないです。
がんばらないのはもったいない。
がんばっている時は,ステキな顔になっているはずだから。】
人は,がんばっている時,自分がどんな顔をしているのか知らないものです。
でも,高橋みなみさんは,それは「ステキな顔になっているはず」と言います。
そして,こう続けます。
【だから今日も,「顔晴れ,私」。】
本当にがんばっている人の顔は,きっと晴れやかな顔をしているのでしょう。
「がんばれ」の漢字。
正しくは「頑張れ」です。
頑なに張ると書きます。
こう書くと,なんだか何かに我慢をしているように感じますよね。
一方,高橋みなみさんの「顔晴れ」。
漢字の字面を見ただけでなんだかポジティブな言葉という印象を受けますよね。
同じ読み方でも,当て字によって見る人の印象をプラスにする。
こうした発想は,とっておきの話の素材としてステキだと思います。
高橋みなみさんは,「顔晴れ,私」と自分に向けて言っていますが,
いろんな相手に向けて言うこともできますよね。
頑張れ,みんな。
よりも
顔晴れ,みんな。
の方が,ポジティブなメッセージとして届けられそうですね。
ここからは余談ですが,今はもうアイドルには全く興味が無くなってしまいました。
テレビに出てくる人の名前もいまいち覚えられません。。。
でも,高橋みなみさんのおかげで,アイドルを目指すような若い人たちの中にも,ステキな生き方をしている人がいて,そんなところにも,とっておきの素材は眠っているのだという学びを得ました。
年下だろうと,アイドルだろうと,学べるものは学ぶ。
我以外皆師ですね。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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