2021年4月23日金曜日

とっておきの話115「数字の中にあるもの」の裏話

Twitterに,とっておきの話115「数字の中にあるもの」の原稿をアップしました。

とっておきの話115「数字の中にあるもの」の原稿



数字は世の中に溢れています。

その中でも,ニュースで耳にする数字は実に様々です。


○○遊園地、来場者数10万人突破


○○地震によって、3000人死亡


○○事件によって、15人が殺害


○○テロによって、2人死亡


私たちはこれらの数字をどのように読み取っているでしょうか。


数字の大きさにだけ注目していませんか?

明るいニュースか暗いニュースかぐらいにしか注目していないのでは?


ある日,普段何気なく見ていた「数字の中にあるもの」へ関心が向けられる出来事がありました。


新聞を読んでいると,次の記事が目にとまりました。




詩人の川崎洋さんに「存在」という作品があるそうです。



その作品では,末尾はこう結ばれているそうです。


「二人死亡」と言うな

太郎と花子が死んだ と言え


記事では次のように続けます。

【かけがえのない一人ひとりの存在。

それを乾いた数字の中に置き去りにするなという含意であろう。】



僕はこの記事に出合った時,衝撃的でした。

一気に数字の見方が変わりました。


僕らは,暗いニュースであっても,どこか流しているところがあります。

二人死亡と聞いて,二人が死んだんだ。悲しいね。

そんな程度で数字を見ています。

でも,その二人の中には,かけがえのない二人の存在がいることを忘れてはならないと思いました。



今年度,担任している学級は37人。特別支援からの交流の2人を入れて39人。

39人の学級の子どもたち。多いなぁ。ではなくて,

〇〇くん,〇〇さん,・・・のいる学級。素敵な学級だなぁ。という見方でいたいです。


数字は便利な道具です。

しかし,数字を見る時,数字が伝えるものを本当にちゃんと見ているのでしょうか。

数字の中にある本当に伝えたいものが見えるような人でありたいものです。





ブログのPVやTwitterのフォロワー数も同じですよね。

一人ひとりの存在に感謝して,僕は今日も活動を続けます。




気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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