2021年3月22日月曜日

とっておきの話87「10歳の△は,10年後の〇となる」の裏話

Twitterに,とっておきの話87「10歳の△は,10年後の〇となる」の原稿をアップしました。

とっておきの話87「10歳の△は,10年後の〇となる」の原稿



鳥取県に一人旅をしていた時,駅の改札口前の柱に貼ってあったこのポスターが気になりました。



このポスターがなぜ気になったかというと,言葉の運び方が応用できそうだと思ったからです。


20歳の努力は,20年後の人間力になる

20歳の情熱は,20年後の知力となる

20歳の行動は,20年後の勇気となる


例えば,「20歳」でなくても使えそうな言葉の運び方だと思いました。

また,「20年後」の部分を変えても面白そうだと思いました。


聞き手を小学生の子どもだと想定すれば,


10歳の△は,10年後の〇となる


として,△や〇に入る言葉を考えさせたら面白いと思ったのです。


実際に考えさせてみると,なかなか思いつく子どもは少ないです。

△か〇を先に提示しておき,それをヒントにもう片方を考える方が分かりやすそうです。


考えること自体が大事であって,考えつかなくても,次のことが伝われば良しとします。


今大切にしていることは,必ず将来の自分につながる。



今と将来をつなげるとっておきの話という訳です。




さて,今回は広告ポスターの中でも,駅で見つけたポスターを素材としました。

駅は,たくさんの人が行き交う場所です。



なので,少しでも立ち止まってたくさんの人に見てもらえるよう,印象的なポスターが貼られていることが多いです。

素材探しとしても絶好の場所になります。

時期によって,貼ってあるポスターが変わるので,旅行や仕事で電車に乗る時には必ず確認するようにしています。



今回の素材元は,公立鳥取環境大学のポスターです。


しかし,僕が注目したのは

「大学」でもなく

「鳥取」でもなく

「環境」でもなく

「20歳の△は,20年後の〇となる」という言葉の運び方です。


その広告ポスターが伝えようとしている内容そのものではない角度から,とっておきの話の素材が生まれることがあります。

ぜひ,様々な角度からポスターを観察してみてください。

あなたしか見つけられなかった素材がそこにあるはずです。



気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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