Twitterに,とっておきの話86「してあげる幸せ」の原稿をアップしました。
あなたが幸せだと感じる時はいつですか?
ほしいものを買ってもらえた時
遊びたい遊びができた時
一緒にいてほしい人と過ごせた時
友達と過ごす時間
家族との団欒
これらは全て,「してもらう幸せ」です。
実は幸せには,もう1つの形があるのをご存知でしょうか?
それが「してあげる幸せ」です。
人は,誰かに何かをしてあげることによって,オキシトシンという幸せホルモンが脳から分泌されます。
抱き合ったり握手をしたりして相手の肌に触れると出るようなホルモンなのですが,「してあげる幸せ」とも密接な関わりがあります。
身体への効果としては,
・血圧の安定
・心臓機能の向上
・治癒力の向上
心への効果としては,
・ストレス減少
・幸福感が高まる
・社交性が高まる
が挙げられます。
まさに幸せホルモンですよね。
このとっておきの話の魅力は,こうしたオキシトシンの効果だけでなく,
オキシトシンが分泌される仕組みが「してあげる行為」にあることへ注目している点にあります。
つまり,幸せは「してもらう幸せ」だけではないという点にフォーカスしているのです。
人は,「幸せ」と聞くと,「してもらう幸せ」の形ばかり思い浮かべてしまいがちです。
しかし,「してあげる幸せ」という幸せの形もあることを知れば,「幸せ」というテーマに対する聞き手の視野が広がります。
まず,話の入り口で「あなたが幸せだと感じる時はいつ?」と聞くことで,聞き手に「してもらう幸せ」の形を想像してもらいます。
この時点で既に「してあげる幸せ」の形に気づいている聞き手もいるかもしれませんが,きっと少数派でしょう。
次に,「してあげる幸せ」の形だからこそ得られるオキシトシンの効果について紹介し,「してあげる幸せ」の価値を高めます。
最後に,聞き手の心に響き,誰かに何かをしてあげられる人になりたいと思えるような呼びかけをして締めくくります。
原稿では,こんな感じで呼びかけています。
【してもらう幸せばかりを追い求めず,してあげる幸せも意識して生活すると,今よりもっと,幸せを感じやすい人になるかもしれませんね。】
今回のとっておきの話の原稿は,個人的にも上手くまとまった原稿になっていると思います。
シンプルでわかりやすく,それでいて新たな発見のある内容。
毎回こんな風に原稿がまとまるといいのですが。。。
「してあげる幸せ」,みなさんは感じたことがありますか?
僕は最近パパになり,より感じるようになりました。
育児は「してあげる幸せ」の塊です。笑
してあげないと生きていけない赤ちゃんが目の前にいるのですから。
でも,嫌ではないのです。
育児は大変だけど,嫌ではない。
してあげる行為に苦労はあっても,それを脳内では幸せと感じているのでしょう。
オキシトシンの仕組みが無いと,育児も上手く機能しないのかもしれません。
人間の体内の仕組みにも,素材となるような神秘的な仕組みが存在します。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿