Twitterに,とっておきの話83「ごちそうさまの意味」の原稿をアップしました。
普段何気なく使っている言葉。
その意味を知っている人は意外と少ないのかもしれません。
特に,あいさつの言葉は,良しとされていますが,その意味まで知っている人は少ないものです。
おはようございます
「なぜ,おはようございます という言葉なのか。どんな意味があるのか。」
みなさんは答えられますか?
他にも,
こんにちは
こんばんは
ありがとう
ごめんなさい
おねがいします
どういたしまして
いただきます
などなど,良しとされているあいさつの言葉はたくさんありますが,
その1つ1つの意味を調べ,理解している人はほとんどいません。
学校では,子どもたちにこれらの言葉を「良い言葉」として教えますが,
「なぜ良い言葉なのか」まで教えている先生は意外と少ないです。
しかし,「なぜ良い言葉なのか」まで教えないと,「良い言葉」さえ使っていればそれで良しとなってしまい,言葉に気持ちが乗りません。
形式的なあいさつ。形式的な良い言葉。
そんなものに意味はありません。
せっかく良い言葉なのだから,「意味」や「気持ち」を乗せて使いたいですよね。
今回の話では,そんな良い言葉(あいさつ)の中でも
ごちそうさま
の意味について紹介しています。
漢字で書くと
ご馳走様
です。
「馳」は「馬を走らせる」という意味で,その食事を作るためにあちこちに馬を走らせて準備するという意味です。
「走」は「走る」。その食事を作るために走り回って準備するという意味です。
何気なく使っていた「ごちそうさま」の言葉。
こうやって意味を調べてみると,
そんなに必死な言葉だったの!?という気持ちになります。
今の時代では料理する時に,馬を走らせたり,自分が走り回ったりまではしません。
しかし,似たようなことはしているのです。
材料の買い出しをするために,馬ではなく車を走らせていますよね?
走り回ることはしませんが,料理をする時に様々な手間をこめて作りますよね?
今の時代にも,「馳」や「走」があるのです。
さらに言えば,「ご馳走」してくださっているのは料理をする人だけではありません。
その食材を取る人,育てる人,運ぶ人,食器を準備する人,片付けてくれる人。。。
たくさんの人が携わって食事は成り立つのです。
自分が今日もおいしくご飯を食べられたのは,目の前のご飯を用意するためにたくさんの「ご馳走」があったからこそ。
そんな感謝の気持ちを込めて,
ごちそうさまでした!
と言いたいですね。
ご飯を食べた後は「ごちそうさま」と言いましょう。
なんて形式的な指導だけでは意味がありません。
今回のような話を添えることで,「ごちそうさま」に意味が乗ります。
最後にみなさんへクイズです。
「いただきます」にはどんな意味が乗ると思いますか?
調べてみると,こちらの良い言葉も面白いですよ。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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