2021年1月26日火曜日

とっておきの話32「プラスワン」の裏話

Twitterに,とっておきの話32「プラスワン」の原稿をアップしました。

とっておきの話32「プラスワン」の原稿


プラスワン

この言葉の秀逸なところはいくつかあります。


まず,言葉が短く,端的です。

それにより,合言葉になりやすい効果が期待できます。

さらに言えば,「+1」とさらに短く縮められる言葉なのです。


そして,カタカナ英語の言葉。

プラス=plus=+

ワン=one=1

思い浮かべやすい英語を組み合わせた言葉により,

子どもの中で「カッコイイ言葉!」という気持ちが芽生えます。


極めつけは,応用できる場面の多さです。

あいさつにプラスワン,できます。

ドリル学習にプラスワン,できます。

そうじ当番にプラスワン,できます。

係活動にプラスワン,できます。

計算問題にプラスワン,できます。

ありとあらゆる場面にプラスワン,できるのです。

つまり,例示のしやすい言葉という良さがあります。


こうした良いところだらけの言葉,プラスワン。

良い素材の言葉なだけあって,とっておきの話づくりにもバリエーションが出そうです。

プラスワンという言葉を素材としてどのように料理するか。

それは作り手次第です。

ある意味,話し手の個性が出やすいとっておきの話と言えます。


一方で,「プラスワン」は意味のわかりやすい言葉なのです。

いつも日記を10行書いていた子に「プラスワンしてみよう」と言えば,

10行に+1だから,11行書いてみよう。

と目指す姿をすぐイメージできます。

つまり,とっておきの話をした後も,日常の至る所で合言葉となり,

子どもにも教師にもわかりやすい基準となります。


たった1つ足すという行為でも,積み重ねれば成長に差が出る

それをわかりやすく表現した図をオリジナルで作成してみました。


プラスワンを積み重ねている人の方が,

いつも何もプラスしないで,たまにプラス100する人よりも真実味がありますよね。

成長している人というのは,無意識の中で至る所でプラスワンをしているのでしょうね。


僕の場合は,あいさつを例示しながら,プラスワンにフォーカスしています。

最近思うのは,成長すればするほど,プラスワンの大きさが変わる気がします。

それは,プラスワンの1(ワン)の質が高くなるということなのか,

プラスワン以上のプラス(+2や+10や+100)ができるということなのか・・・

上手く説明できません。。。


それだけこのプラスワンという言葉は,深いですよね。

読者のみなさんは,どう解釈されましたか?


みなさんそれぞれの解釈で,「プラスワン」を料理して実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。



0 件のコメント:

コメントを投稿

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...