2021年1月27日水曜日

とっておきの話33「群れと仲間のちがい」の裏話

Twitterに,とっておきの話33「群れと仲間のちがい」の原稿をアップしました。

とっておきの話33「群れと仲間のちがい」の原稿



群れと仲間のちがい,みなさんは説明できますか?


群れと仲間がちがうことは理解していても,

何がどうちがうかを説明するのは意外と難しいのかもしれません。

僕もそうでした。


そんな時,僕は2つの画像に出合ったのです。


1つ目は,こちら。




「群れ」をイメージさせるのにぴったりな画像だと思いました。

漢字の中に「羊」が入っている上に,「群れ」をイメージさせる次の3つのポイントを押さえた画像であると言えます。


① ただ集まっている。

② 同じように集まっている。

③ 決められた場所に集まっている。



2つ目は,あの有名な漫画・アニメ『ワンピース』の画像。




各キャラクターの配置が絶妙な画像を見つけたので,吹き出しに役割を書いて補足して素材を仕上げました。

「仲間」をイメージさせるのにぴったりな画像だと思いました。

『ワンピース』のストーリー自体,仲間の絆がテーマの1つになっている上に,

「仲間」をイメージさせる次の3つのポイントを押さえた画像であると言えます。


① それぞれが役割を果たして仲間を支えている。

② 仲間に支えられている。

③ 一人一人の良さが光る。


この2つの素材を組み合わせることで,

余計な説明はいらないと判断しました。

その代わり,視覚的情報を前面に話を組み立てた方が

「群れと仲間のちがい」を印象付けられると考えました。


年度初め,学級がスタートしたばかりの時期は,

学級集団は「群れ」寄りの集団です。

それを「仲間」寄りの集団へ成長できるかどうか。

これは子どもたちと共に担任の力量が問われる視点でもあります。


今,僕らは「群れ」から「仲間」に成長しているだろうか。

集団の実態をふりかえる際,大事な視点となります。

こうした視点を,とっておきの話を通してもってもらう。

そんな試みをしたい方は,ぜひ実践してみてください。


それにしても,『ワンピース』の登場人物たちは見事に

「みんなちがって みんないい」

を体現しています。

本当に一人一人の良さが光っています。

『ワンピース』を知らない方はほとんどいないと思いますが,

改めて「仲間」という角度から見返してみると,

主人公の仲間を大切にする姿勢に胸をうたれます。

僕はあのシーンでも,このシーンでも・・・感動して泣きました。


ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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