Twitterに,とっておきの話35「大変は,大きく変わる。」の原稿をアップしました。
突然ですが・・・
漢字っておもしろいですよね。
何気なく見ているだけでは気づきませんが,
漢字の形を見たり,
1つ1つの漢字の意味を調べたり,
漢字ができた由来を知ったり,
そんなちょっとしたきっかけで見え方が変わるのがおもしろいのです。
今回の素材,「大変」という漢字熟語。
ただ見ただけでは,「たいへん」と読む漢字だね,で終わります。
でも,1つ1つの漢字の意味を考えると・・・
「大」➡「大きく」
「変」➡「変わる」
「大変」は,「大きく変わる」と書くのだと気づきます。
「大変」を「たいへん」と読むだけでは,
なんだかマイナスイメージで終わります。
「大変そうだね。」
「大変なことが起きている。」
「大変で疲れた。」
これでは,「大変だけどがんばろう」と言っても響きません。
一方,「大変」を「大きく変わる」と読むと,
プラスイメージに転換するのです。
「大変そうなのは,君が大きく変わっている証拠だね。」
「大変なことが起きている?乗り越えたら大きな変化が期待できそうだね。」
「大変で疲れたけど,今日も大きく変われたなぁ。」
これなら,「大変だけどがんばれそう」な気持ちになります。
学校に通う子どもたちにも,大変だと思うことはたくさんあります。
まずはその大変エピソードを引き出し,共感します。
その上で,「大変は,大きく変わる。」のだと紹介します。
「大変」があるなら,「中変」「小変」があってもいいですよね。
自分が「大変」だと思っていることは,乗り越えた後では案外「中変」や「小変」になるものです。
それは,「大変」なことを乗り越えて自分が「大きく変わった」からだと思います。
こうした内容を組み込みながら,とっておきの話として組み立ててみました。
さて,今回の素材は,先輩の先生の学級通信から発見しました。
先生の仕事の1つに,週番というものがあり,決められた棟や階の教室を見て回り,施錠を確認する仕事です。
僕はよく,週番のついでに同僚や先輩の教室掲示を盗み見します。
一番盗み見しているのは,学級通信です。
自分以外の学級の様子がよく分かるし,その先生の考え方が垣間見えるから面白いです。
学級通信に書かれたさりげない文章の中にも,素材が隠れていることがあるのです。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿