Twitterに,とっておきの話20「気持ちをカタチに」の原稿をアップしました。
ACジャパンの広告で見つけた
気もちをカタチに
という言葉。
意味がわかれば,子どもたちの中でも合言葉になりそうですよね。
子どもが自分事としてこの言葉を受け止めるためには,
子どもにとって身近な「気持ちをカタチに」している姿を写真で見せる
という手法があります。
トイレのスリッパを整頓している姿
本棚を整頓している姿
困っている友達を助けている姿など・・・
そうすることで,自分でも「気持ちをカタチに」できそうと思ってくれます。
「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える
これらの言葉もいい言葉たちですが,子どもが理解するのには難しい気がします。
せっかくの広告ポスターなので,部分的に隠しながら見せるのもありです。
写真には,女子高生の1人がすっと前に出て,赤ちゃんを抱いたお母さんに傘をさしてあげている姿が映っています。
この光景も良い素材となりそうです。
こうした広告ポスターを素材とする時,
① 何を見せて
② 何を見せないか
③ 見せる時,どんな言葉を投げかけるのか
この3つが大切になります。
今回紹介した原稿では,「気持ちをカタチに」という合言葉のみに焦点を当て,その意味が伝わるよう,身近な写真を組み合わせてとっておきの話づくりをしています。
一方,違う切り口からとっておきの話づくりをしてもいい素材でもあります。
こういうところが,とっておきの話づくりの面白いところで,
料理と似ています。
素材をどう料理するかは,料理人の腕によって全く違うものになります。
これは,授業づくりでも同じことですよね。
ACジャパンのCMや広告は,道徳的に良い素材となるものが多いです。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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