2021年1月15日金曜日

とっておきの話19「串団子になろうよ」の裏話

Twitterに,とっておきの話19「串団子になろうよ」の原稿をアップしました。

とっておきの話19「串団子になろうよ」の原稿


教育書を読み漁っていると,先生によって様々な学級の姿があると同時に,

学級をどんなもので喩えているか

も人それぞれで面白いなぁと思います。


このとっておきの話は,ある教育書から素材を得て作ったものです。

この先生は,学級を「串団子」に喩えていました。



四字熟語で「一致団結」という言葉がありますよね。

「一致」は,何か1つのことでみんなで向かうこと。

「団結」は,団子のようにみんなが結ばれていること。

ここから,「串団子」の喩えにつながるのですね。


さらに,学級の良し悪しを「串団子の姿」で比較しながら喩えているのも面白いのです。

次の3つの団子のうち,Aの学級は1つ1つの団子の形が均等すぎてちょっと気持ち悪いです。Bの学級は個性がいろいろあるけどまとまっていそうです。Cの学級はいわゆる・・・学級崩壊ですね。串が無い=ルールやマナーが無い 学級は上手くいきません。




では,Bの学級になるにはどうしたらいいのか。

団子を串団子に変える=一致団結する ためには,

串がある=ルールやマナーを守る ことが大切なのです。


学級の目標

学級のルールやマナー

学級のシステムルーティン


これらの「串」がしっかりと定まっている学級は「一致団結する」のです。


子どもに,「一致団結しよう!」といきなり言っても響きません。

それを,「串団子になろうよ!」と言うとなんだか楽しそうに受け取ってくれます。

子どもに,「ルールやマナーを守りましょう!」と言っても綺麗事で形だけになるでしょう。

それを,「串を作ろうよ!」と言うと,串って何?と興味を示してくれます。

子どもって大人以上に,言い方が大事なのです。


気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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