Twitter X に、とっておきの話506「ダンゴムシと迷路」の原稿をアップしました。
ある日、三好先生のVoicyを聴いていたらダンゴムシには面白い習性があることを知りました。自分なりに調べてみると、交替性転向反応という習性によって迷路をゴールするダンゴムシの動画に出合いました。
ダンゴムシと聞いて、みなさんはあまり興味をもたないかもしれません。
しかし、小さな虫にも心動かされる生き方があるのです。
こうした情報は、調べてみないと詳しく分からないものです。
大事なのは、自ら調べてみること。
そこから思わぬ素材を得ることができるのです。
そして何より、自分事としてとっておきの話を創ることができます。
誰かから聴いたいい話ではなくなるのです。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(ダンゴムシの画像を提示)
この虫の名前を知っている人?(指名)はい、ダンゴムシですね。
(次の画像を提示)
ダンゴムシをこんな迷路の中に置きます。
果たしてダンゴムシは迷路をゴールできるでしょうか。
できると思う人?(挙手)実は・・・できるのです。
必ずできるとは限りませんが、ダンゴムシのある習性によって迷路をゴールすることができます。どんな習性だと思いますか?
この習性の名前をまず教えますね。7文字熟語です。
(交替性転向反応 と板書)
どんな習性か予想できる人?(指名)
ダンゴムシは、進む方向に障害物があると方向を変えて進み続けます。その方向の変え方が、右と左を交互に変えていくのです。
これは天敵である鳥などから食べられないように少しでも早く進むダンゴムシの知恵です。
ぶつかる度に右ばかり歩いていたらぐるぐると回るだけです。
左ばかり歩いていても同じですよね。ダンゴムシは交替性転向反応という習性のおかげで迷路をゴールすることができるのです。
みなさんも人生の迷路の進み方が分からなくなることがあるかもしれません。
ちょうど今、進む方向に障害物があるよという人?(挙手)誰しも必ず壁にぶつかる時はあります。
そんな時、ダンゴムシの生き方を思い出してみてください。
今までと違う方向へ進むことで、人生の迷路を切り抜けることができるかもしれません。
ぶつかった壁に負けず、勇気を出して、今までと違う新しい挑戦へと進んでみてください。
きっとゴールが大きく近づくはずです。】
いかがでしたか?
ダンゴムシの持っていた習性が迷路という環境において上手く発揮されていますよね。
このダンゴムシと迷路の話は、人生の生き方にも当てはめられる教訓となります。
みなさんも、人生における迷路に迷うことがありますよね?
誰しも何かに迷い、生きていると思います。
一度も壁にぶち当たることなく、ただひたすらまっすぐ進む人生というのは無いのです。
だからこそ、ダンゴムシのように、今までと違う方向へ進む生き方が参考になるのです。
人は、変化を嫌います。
今までと違う方向へ進むには、勇気がいります。
そうして新しい挑戦へと踏み出せないのです。
本当は壁にぶつかって迷っているのに、新しい挑戦へと踏み出せず迷い続ける選択を自らしている人もいます。
それは子どもたちも同じです。
なかなか勇気を出せない子がいます。
そんな子に、身近な虫であるダンゴムシの話をきっかけとして、人生の迷路から切り抜けるヒントを授けてみてはいかがでしょうか。
ダンゴムシと迷路の組み合わせが絶妙で、創っていて楽しい話でした。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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