Twitterに、とっておきの話482「未来のフツーをつくろう」の原稿をアップしました。
たまたま通りすがりのバス広告に載っていたこの言葉。
未来のフツーをつくろう
「未来のフツー」という言葉が印象的ですよね。
普通がフツーになっているのも面白いです。
普通よりもフツーの方が「そんなの当たり前」というニュアンスが伝わってきます。
昔からすると衝撃ですが、今ではフツーになっていることは数多くあります。
今ではそんなことフツーでしょ、と思うことも、実は昔からすると「未来のフツー」になるのです。
それは別にどこか遠い話の先端技術がどうこうという話ではなく、子どもたちの身近にも「未来のフツー」だったものがあるはずです。
例えば、タブレットはまさについ最近まで「未来のフツー」だったはずです。
小学生が当たり前のように一人一台タブレットを使っている時代。
つい最近までは考えられなかった未来のフツーです。
しかし、子どもたちは当たり前のようにそれを享受し、消費しています。
そうではなく、これから先こうした未来のフツーをつくる側になる可能性に光を当ててほしいと思い、この話を創りました。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(未来の□□□をつくろう と板書)
□の中にはどんな言葉が入ると思いますか。(何人か指名)
ここには、「フツー」と入ります。
(未来のフツーをつくろう と板書)読んでみましょう。さんはい。(斉唱)
昔、未来のフツーだったものが今はたくさんあります。例えば、洗濯機なんて無かった時代は、洗濯板という板を使って服を洗っていました。その時代からすると、洗濯機は未来のフツーだったのです。それよりもさらに、つい最近まで未来のフツーだったものがあります。今、みなさんが目の前にして使っている物です。何だと思いますか?
(タブレットの画像を提示)
小学生に一人一台タブレットがあり、それを使って学ぶ時代。未来のフツーが今ここにもやってきているのです。昔小学生だった先生からするとびっくりな「未来のフツー」です。
では、今の時代を生きるみんなから考える「未来のフツー」とは何でしょう?(画像で例示)
タイムマシンが完成している?車が空を飛んでいる?想像してみると面白いですが…
(未来のフツーをつくろう と再び提示)
それをつくる人になれたら、もっと面白そうですよね。そのための考え方や学び方を、この学校で学んでいるのです。あなたも真剣になればなるほど近づけるはずです。未来のフツーをつくれるステキな人に。最後にもう一度みんなで読んでみましょう。さんはい。(斉唱)】
いかがでしたか?
ちょうど自分が今、情報教育推進教師として仕事している傍ら、プログラミング教育やデジタルシティズンシップ教育の授業実践をしているところなのですね。
そうした実践をしながら思うのは、これからの時代は未来のフツーをどうするか、二分される時代になるなぁと思ったのです。
① 未来のフツーを享受・消費する立場
② 未来のフツーを創造・生産する立場
僕が担任している子どもたちには、①だけでなく、②の視点も大切にしてほしいと思いました。
つまりそれは、目先の楽しみだけでなく、何かを生み出す面白さを味わってほしいという願いです。
プログラミング教育的な視点からしても、未来のフツーをつくる立場として成長してほしいです。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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