Twitterに、とっておきの話483「あたまよく遊べ」の原稿をアップしました⇩
新学期、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
最近、私はこんなツイートをしました⇩
https://twitter.com/totteokistory/status/1647512205120929793?s=20
【新年度が始まって間もない時期は一日の過ごし方について子どもたちに分かりやすく説明することが大切です。その「分かりやすさ」を保障する手立ての1つが「図解」だと僕はTwitterを通して学びました。自分で創ってみると教員側の理解も深まる。】
これは本当にTwitterという場で学んだ大きなことの1つです。
いくら教員側が理想的な姿を思い描いたとしても、それが子どもに伝わらないようでは意味がありません。
大人の考えていることって理想的なのですが、案外ものすごく抽象的なんですよね。
それが子どもたちからすると、非常に分かりにくいのです。
だからこそ、とっておきの話を生み出す5つの力のうち、「話す力」では「わかりやすく話す」ことが大切なのです。
抽象的なまま長々と説明しても、それはただの一方的な説教を聞かされているのと同じことです。
そんな話し方では、子どもの心に響かせることはできません。
そして、「わかりやすく話す」ことと同じくらい大切なのが「わかりやすく見せる」ことなのです。
これが「見せる力」です。
では、どうしたら「わかりやすく見せる」ことができるのか。
そんな課題意識に活路を見出すのが「図解」な訳ですね。
「わかりやすく話す」話す力と「わかりやすく見せる」見せる力。
両者が掛け合わさると、ものすごく効果を発揮します。
その1つの事例として、今回の話を読んでいただけたらと思います。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(遊び 学び と板書)
よく遊べる人は、よく学べる人と言われています。みなさんは小学校に入学する前、子ども園などでよく遊んできたと思います。遊びと学びはつながっているのです。そして、小学校でも、遊びの時間はありますよね。特に休み時間は自分で遊ぶ相手や遊ぶ場所、遊ぶ方法を決められる時間です。
(あたまよく遊べ と提示)
そんな休み時間中は、ぜひ「あ・た・ま」よく遊んでください。
(以下の画像を提示)
「あ」は安全に、安心して遊ぶです。危険なことやいじわるをせずに遊びましょう。「た」は楽しく、助け合って遊ぶです。みんなで楽しむことを大事に、困っている子を助けながら遊びましょう。「ま」はマナーを守り、間に合って遊ぶです。まわりの人に迷惑をかけず、時計を見て時間を守りながら遊びましょう。どれも意識できる人は、あたまよく遊べる人です。
あたまよく遊べる人には、新しい友達ができます。今まで友達だった人ともさらに仲良くなれます。そんなふうにしてよく遊んでできた友達は、授業でもたくさん学び合えるかけがえのない仲間になります。ぜひそんなステキな仲間を休み時間中に見つけてきてください。あたまよく遊べる人は、あたまよく学べる人へと成長できるのですから。】
いかがでしたか?
遊びと学びはつながっているというのは教育界では周知の事実だと思います。
保育と教育のつながりでもあります。
しかし、当事者である子どもたちはどうでしょうか?
遊びと学びがつながっていると自覚している子って意外と多くはないのかもしれません。
むしろ二項対立のように遊びと学びを無意識に区別している子の方が多いのではないでしょうか?
今回の話は、そんな子どもたちに新しい遊びの視点を与える効果もあります。
また、生活指導にもつながります。
学校ではよく「○○小のくらし」のような生活指導のためのプリントが配付されますが、箇条書きにされた文章1つ1つについて意味を理解しながら読める子はなかなかいません。
だからこそ、教師が説明する訳ですが、どうしても長くなり、集中力の続かない子どもの頭には入っていきません。
そこで、頭文字による箇条書きと図解を組み合わせることで、「わかりやすく見せる」効果を狙っています。
さらに、遊びと学びのつながりを意識させるような話の構成を心掛けることで、「わかりやすく話す」効果を狙っています。
「わかりやすく見せる」と「わかりやすく話す」の掛け算。
今回のテーマだけでなく、様々なテーマでやってみたくなる掛け算です。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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