Twitterに、とっておきの話453「わかるとかわる」の原稿をアップしました。
教員の仕事をしているからこそ、職場である学校には素材になりそうなポスターで溢れているものです。
今回の素材は、何気なく廊下を歩いていたら見つけた人権ポスターです。
わかるとかわる
この言葉に惹かれてすぐ、とっておきの話にしようと思い立ちました。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【最近、ふと見かけたポスターにおもしろい言葉を見つけました。こんな言葉です。
(ポスターの画像を提示し、わかるとかわる と板書)
どんな意味だと思いますか?
では、何がわかると何がかわるのか、一緒に考えていきましょう。(以下の文を提示)
・思いやりの心がわかると、相手への接し方がかわる。(心の変化を例示する)
・算数の九九がわかると、かけ算の問題が得意にかわる。(頭の変化を例示する)
・走り方がわかると、50m走のタイムがかわる。(体の変化を例示する)
どうですか?他の「わかるとかわる」が思い付いた人はいますか?(何人か指名)
なるほど。「わかる」と「かわる」は似たような言葉だし、強く結びついているのかもしれませんね。
(まずは「わかる」ことから「かわる」 と板書)
自分を変えたい!もっと成長したい!と思った時、まずは「わかる」ことから始めてみましょう。
「わかりたい」という気持ちは、あなたの心も頭も体も変えてくれます。
始めからわからないからとあきらめるのではなく、わからないからこそ「わかりたい」という気持ちを大切にしていきましょう。その先に大きく「かわる」瞬間があると信じて。】
いかがでしたか?
「わかるとかわる」という言葉だけを押し付けていると、その意味を理解せずに語呂の良さだけを感じ取って終わってしまいます。
そこで、どんな意味なのかを聞き手である子どもたちと一緒に考えるようにすることで、「わかるとかわる」が合言葉となって意識できるものになっていきます。
まさに、「わかるとかわる」ですね。
言葉の意味が「わかる」と、人から聞いた言葉が自分の合言葉として「かわる」のです。
もちろん、聞き手の「わかりたい」を刺激するように話し方や話の構成を変えることは大切です。
このように、良い言葉に出合ったら、その言葉をどのように生かすかを考えることが重要です。
そうすることで、あなたのとっておきの言葉が、聞き手の子どもたちにとっても、とっておきの言葉となるはずです。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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