Twitterに、とっておきの話441「もう一度同じ旅をしたい」の原稿をアップしました。
仕事を終え、職場から帰ってくると家に帰宅するのは大体夜の7時前後になります。
その時間帯にテレビを付けると、NHKのニュース7が映っています。
そこで今日のニュースを観ながら妻とああだこうだ話すのが日課になっています。
最近、テニス界では有名なレジェンド、フェデラー選手の引退試合のニュースを観て小話の素材にしようと思いました。
引退試合そのものも感動しますが、僕が感動したのはその後のインタビューで語った言葉が印象的だったからです。
ニュースで大々的に取り上げられている箇所ではなく、自分が心惹かれる箇所にこそ、素材との出合いがあると思っています。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(フェデラー選手の写真を提示)
この人は、テニスの世界ではスーパースターと呼ばれたフェデラー選手です。20回も優勝を果たしたり、グランドスラムを達成したりするなど、様々な偉業を残し、約24年間のテニス人生を送りました。
そんなフェデラー選手は、引退試合を終えたインタビューで約24年間のテニス人生をふりかえり、こんなセリフを残しました。
(次の文を提示)
偉大な旅だった。もう一度同じ旅をしたい。
もう一度同じテニス人生を送りたいと思えるほど、彼にとって充実したテニス人生が送れたのだと伝わってきました。
(もう一度同じ旅をしたい と板書)
みなさんが今旅している人生は、何十年後にふりかえってみて「もう一度同じ旅をしたい」と思える人生でしょうか?時が過ぎるのはあなたが思っているよりも早いです。あなたの人生は、あなた自身の足で旅をしています。みなさんのそれぞれの旅が、「もう一度同じ旅をしたい」と思えるようなステキな旅ができることを願っています。
そのために、今できることを考えてみましょう。】
いかがでしたか?
「もう一度同じ旅をしたい」
という言葉に僕はすごく惹かれたんですね。
でも、旅というのは何も大人だけがしている訳ではないと思うのです。
学校に通う子どもたちも、それぞれの旅をしていると思います。
子どもたちの旅がその後、振り返った時に「もう一度同じ旅をしたい」と思えるのであれば、こんなにステキなことはないですよね。
そんな子どもたちの旅を学校生活において支えていくのが教師の役目ではないでしょうか。
だからこそ、今回の小話では願いを込めて締めくくっています。
一方、願いを伝えるだけでは子どもの心は変容しても行動の変容まではつながりにくいと感じました。
そこで、「今できること」を考えるように促して終えています。
このように、一度作った原稿を読み返してみて子どもの立場になって時の受け取り方で弱いものを感じた時には言葉を補足することがあります。
さて、みなさんは今、「もう一度同じ旅をしたい」と思えるような旅をしていますか?
みなさんの旅もステキな旅になることを願っています。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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