2022年7月3日日曜日

とっておきの話414「back to school」の裏話

Twitterに、とっておきの話414「back to school」の原稿をアップしました。

とっておきの話414「back to school」の原稿



日本語は時として、英語に翻訳するとその言葉の本質に気付かされることがあります。

例えば今回の小話のタイトル、日本語訳は「新学期」です。

新学期を英訳すると普通は「新」という漢字から「new」の英単語が思い浮かびますよね。

しかし、別の英訳があるとしたら、新しい視点を得られます。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


(夏休み明けなどの新学期が始まるタイミングで話す)

おかえりなさい!

突然いつもと違うあいさつをしてびっくりしましたよね。

今日の話を聞くと、どうしてこんなあいさつをしたのか理由が分かります。



(新学期 と板書)

新学期を英語に訳すと、New semesterやa new school termとなります。

でも、「新学期の」という言葉を英語に訳すと、ちょっと変わった英語になります。

こんな英語です。

(back to school と板書)

直訳すると、「学校に戻る」です。

なんだかステキな訳になりませんか?



 新学期が始まるということは、あなたたち子どもや先生が学校に戻ってくるということです。

その時、安心して戻ってこられる教室でありたいと思っています。

だから最初に、あなたたちには「おかえりなさい!」とあいさつをしました。

これからもみんなで一緒に、誰もが安心できる居心地の良い教室にしていきましょう。

新学期、スタートです。


いかがでしたか?


みなさんは、新学期が始まる初日、子どもたちをどのように迎えますか?

僕はこの小話を作ってから、「おかえりなさい!」と迎えるようになりました。

おかえりなさい!

と言われて不安がる子はどこにもいません。

安心するあいさつがあるだけで教室の雰囲気は温かくなります。

学校はそれぐらい子どもたちにとって安全基地となれる場所であるべきだと思います。


子どもたちの中にも、「ただいま!」と言う子もいます。

ホームがあるから飛び込んでいける。

ファーストペンギンの話にもつながります。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...