Twitterに、とっておきの話381「ココロを換気する。」の原稿をアップしました。
最近のご時世ではよく耳にする「換気」。
ウイルス対策のため、空気を入れ換える行動を意味します。
換気と聞くと、子どもたちがイメージするのは教室や廊下の窓が開けられる様子でしょう。
しかし、今回の素材はそれとは違う新しい窓が開けられる換気を提示してくれています。
それが「心」の換気です。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(換気 かんき と提示)
いつも換気しているこの部屋。
換気は,空気を入れ換えると書きます。
でも,換気の気が,空気の気ではなく,気持ちの気だと読むこともできるのです。
(次の画像を提示)
これは,先生が最近見かけたラジオの広告です。
最初のこの言葉が素敵だなと思いました。
(ラジオはココロを換気する。 と強調)
部屋の換気も大事だけど,ラジオをつけてココロの換気も大切にしてね。と伝えています。
どうしてココロの換気も大切にしないといけないのでしょう?
(数人を指名する。落ち込む・イライラする等)
(○○はココロを換気する。 と提示)
ラジオ以外にも,ココロを換気するものがあるはずです。
どんなものがあるかな?(数人指名する。本,外遊び,友達とおしゃべり等)
みなさんの心に問いかけて,それぞれの方法でココロを換気してくださいね。】
いかがでしたか?
素材元は、ラジオ番組の広告。ある日の新聞に掲載されていました。
この素材は、次の言葉が最大の魅力だと感じました。
「ラジオはココロを換気する。」
この言葉を生かした小話づくりを心掛けました。
そこでキーとなる問いは、次の問いです。
「ラジオ以外にも、ココロを換気するものがあるはずです。どんなものがあるかな?」
つまり、素材元ではラジオ限定で問いを投げていた言葉を広く一般化するような問いを作るのです。
こうすることで、聞き手である子どもたちの実態に合いやすくなります。
なぜこうした問いを作ることが必要か。
それは、子どもたちが小話を聞いて自分事と思ってほしいからです。
ただのラジオ番組の広告を見せられただけでは子どもたちは自分事と思わず、その後の行動に結び付きません。
ラジオ以外にも心を換気するものを自分で考え、探してみることで自分事となり、行動に結びついていくのです。
ちなみに私の担任する学級でこの小話をした時は、
掃除、給食、話し合い、外遊び、読書
などが心を換気するものとして子どもたちから挙げられました。
みなさんの学級ではどんな意見が挙がるでしょうか。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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