Twitterに、とっておきの話363「無視するということは」の原稿をアップしました。
ある日の教員研修にて、モラルハラスメントの話がありました。
資料に目をやると、自分が今まで出合ったことのない言葉がありました。
無視する(心理的殺人)
なかなか衝撃的な言葉です。
なので、今回のとっておきの話は、聞き手を選びます。
聞き手の実態によっては、もっと柔らかい言葉に直してから話したり、方向性を変えて話したりする必要があります。
紹介する原稿は、ストレートな表現をしているので取り扱いにはご注意を。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(むし と板書)
今日のお話は,漢字で書くとこうなります。
(無視 と追加で板書)
みなさんは,だれかを無視したこと,ありますか?
もしあるという人は,それはどんな時ですか?相手を傷つけるとわかっていても,やってしまったことが誰しもあるかもしれません。
では,逆に無視されたことのある人はいますか?
無視されたがわの気持ちは,みなさんが思っている以上に傷ついているのかもしれません。
最近,こんな言葉を目にして,先生は考えさせられました。(以下の言葉を提示)
無視する(心理的殺人)
無視するということは,心理的殺人と一緒。簡単に言うと,その人の心を殺しているのと一緒だということです。(心を殺す と板書)
殺すなんて言葉が出てきてびっくりすると思いますが,それくらい無視されるがわは心が追いつめられることもあるのです。
みなさんは絶対に,人の心を殺す人になんてならないでください。
無視するということは,どういうことなのか。この話をきっかけによく考えてみましょう。】
いかがでしたか?
無視することはいけないと教えられる子どもたち。
しかし、その重要性は頭で分かっていても心がついていかず、実際に無視する/される場面に出会う子どもは多いです。
そこで、無視することは心の殺人だという視点から切り込んだのが今回の小話です。
そんな大袈裟な表現・・・と思うかもしれませんが、現実問題、大袈裟でもないのです。
無視されることが原因で自ら命を落とす子は毎年います。
マザーテレサは言います。
愛の反対は無関心。と。
つまり、無視には愛が無いのです。
愛を与えられないと、人は死に向かう。
これは1つの真理だと思います。
それを食い止めるためには、この真理に向き合うきっかけが必要です。
たかが小話でどこまでそのきっかけを作ることができるかは分かりません。
しかし、今回のとっておきの話では、無視するということの悪質さを感じるきっかけとなると信じています。
聞き手の反応を見て、素材としての力が足りないようであれば、別の素材と組み合わせて話をするのも良いでしょう。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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