Twitterに、とっておきの話362「サンタさんからプレゼントをもらう方法」の原稿をアップしました。
とっておきの話362「サンタさんからプレゼントをもらう方法」の原稿
今回のとっておきの話は、参考文献の欄にこう書かれています。
【無し。Google検索をもとにオリジナルで作成。】
つまり、素材元は「なんとなく自分で検索し、自分で考えたこと」です。
ちょうど作成当時、12月でクリスマスの日が近づいている時でした。
ふと、Google検索で「サンタさんからプレゼントをもらう方法」と検索してみました。
すると、様々なページが検索で出てきたのですが、どれもピンと来るものが無く、少しずつ自分なりに上手く解釈できるものを拾い集めることにしました。
そうしてオリジナルで作ったのが今回のとっておきの話です。
このように、たとえ自分の心にぴったりと来る素材と出合えなくても、自分なりに解釈をし、修正を加えて素材としてしまうこともできます。
素材を探す力を鍛え続けていると、自分でオリジナルの素材を生み出す力も身についてくるのです。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【 12月。クリスマスの日が近づいてきました。
みなさんは、クリスマスプレゼントに何がほしいですか?
今年もサンタさんからプレゼントをもらいたいですよね。
先生気になってちょっとこんなことを検索してみました。
「どうしたらサンタさんから、いいプレゼントをもらえるか」
そしたらね、4つのことを大事にしている子には、いいプレゼントが来るということがわかりました。
聞きたいですか?(少し間をおく)
この4つです。(赤字は考えさせる)
① ほしいものをくちにだしていう ➡ なにがほしいのかがよくわかるから
② 「いつもありがとう」をまわりにつたえる ➡ よろこんでくれるこにあげたいから
③ ものをたいせつにする ➡ あげたプレゼントもたいせつにしてくれそうだから
④ かぞくのおてつだいをする ➡ おとなにとってのクリスマスプレゼントになるから
(① はあげる前、②はあげる時、③はあげた後、④は大人目線のポイント)
先生はこの4つを見て、なるほどなぁと思いました。
みなさんはどうですか?
4つともきちんとできる子には、きっとステキなプレゼントが待っていることでしょう。
メリークリスマス。】
いかがでしょうか?
当時は特別支援学級の子どもたちに向けてこの話をするために作ったので、話の構成はシンプルで分かりやすいものとなっています。
話す時に大切にしたいことは大きく分けて2つあります。
1つ目は、大事なフレーズ部分は隠して提示し、印象付けることです。
見せる力がここで問われます。
2つ目は、なぜそれが大事なのか理由をきちんと伝えることです。
例えば、物を大切にするとなぜプレゼントをもらえるのかと考えた時、あげたプレゼントを大切にしてくれる子にサンタさんはあげたいという理由に気付くことが大切です。
ここをしっかりとおさえずにただ大切だと伝えても、聞き手である子どもたちの心には響きません。
また、このような理由は、様々な視点から組み込まれるように提示しています。
サンタさんがプレゼントをあげる前の気持ち、あげる時の気持ち、あげた後の気持ち、そして、大人目線の気持ちを考えられるようにしています。
このような様々な視点を提示する小話は、子どもの思考を活性化させ、広い視野で物事を見つめる力を養います。
たかが小話ですが、されど小話。
ほんの少し工夫するだけで、聞き手に与える効果は大きく変わるものです。
みなさんも、小話づくりに慣れてきたら、ぜひオリジナル素材から作る小話にも挑戦してみてください。
より聞き手の実態に合わせた小話が作れることでしょう。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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