Twitterに、とっておきの話361「言葉の種類じゃないんだよ」の原稿をアップしました。
今の時代はテレビだけでなく、YouTubeからも素材になりそうな映像をいくらでも観れる時代になったと思います。
例えば、その場にいなくても体験できる映像だってあります。
今回のとっておきの話は、ディズニーシーのタートルトークの映像をYouTubeで観ていて素材となる言葉があったので作った小話です。
そんな作り手の自分は、タートルトークを現地で経験したことがありません。
しかし、YouTubeを観ることで体験できてしまうのです。
さらに、タートルトークは毎回話すテーマが違います。
ランダム性の中、YouTubeに映像が残ることで誰でもそのテーマのトークを体験できるのです。
なんとも便利な世の中です。
今回はタートルトークにて、ある男の子の素朴な疑問から始まったトークが素材です。
「ありがとうって言葉以上に、いつも以上に伝える言葉って何かありますか?」
という質問。
みなさんなら何と答えますか?
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(タートルトークの様子を動画で短く見せる)
みなさんは、ディズニーシーのタートルトークを知っていますか?
クラッシュという名前のかめさんが、お客さんとお話をするコーナーです。
YouTubeで検索すると、いろんな会話がのっているのですが、中には「おぉー」と感動するお話もあります。
ある日のタートルトーク。
小学生のほたるくんは、クラッシュにこんな質問をします。
「友達に、いつもありがとうという気持ちを伝えたいんですけど。
ありがとうって言葉以上に、いつも以上に伝える言葉って何かありますか?
この質問に、クラッシュはなんて答えたと思いますか?(少し間をおいてから)
こんなふうに答えました。(クラッシュの画像を適宜使いながら)
「ほたる、大事なことを見落としているな。大切なのは、言葉の種類じゃないんだよ。」
「その“ありがとう”という短い言葉の中に、どれだけ君の心がつまっているか。それが大事だと思うよ。たぶん気持ちをこめればきっと伝わるぜ。それ以上のものはないかもしれないな。がんばれよ。みんな、ほたるに応援の拍手だ。」
(太字部分を再度強調してから)
みなさんは、“ありがとう”にどれだけ気持ちをこめていますか?
(ありがとう ごめんなさい よろしくお願いします などの言葉を提示)
今見せている言葉は、学校で使うといいよ、すてきな言葉だよ、と紹介されてきたでしょう。
でも、この言葉たちをただ言えばいいというわけではありません。
そこに、どれだけあなたの心をつめ、気持ちをこめられるか、それが大切です。
気持ちをこめて、すてきな言葉を使える人になりましょう。】
いかがでしたか?
世の中に言えば良いという言葉は溢れています。
しかし、ただ言えば良いという訳ではないことをこの話は教えてくれます。
言葉の裏には、必ずその言葉を発する人がいます。
その人がその言葉をただ言っているのか、気持ちを込めて言っているのか、その違いは大きな違いです。
なぜなら、人の心がつまっているからなのですね。
言葉+心 という考え方をもつことで、「言葉の種類じゃないんだよ」というタイトルの意味も分かるという訳です。
まさかタートルトークのクラッシュからこんな素材を得られるとは思ってもみませんでした。
YouTubeと聞くと、なんだか娯楽で観たり、惰性で観たりするイメージがありますが、何気なく観た動画の中にも、こうした光る素材は眠っているものです。
作成後も、YouTubeでタートルトークと検索して他の動画も観ましたが、今回の素材が一番自分の心に刺さりました。
狙って動画を観ると、意外と見つからないものです。
素材との出合いは、偶然の中に生まれてこそ面白くあります。
みなさんが何気なくYouTubeで観ているその動画も、もしかしたら素材になるかもしれません。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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