Twitterに、とっておきの話328「消えた○○にびっくり!」の原稿をアップしました。
今回のとっておきの話は、素材とした新聞のコラム記事だけを読み聞かせても十分聞き手に伝わるものがあります。
こうした場合は、変なテコ入れはしなくて良いです。
蛇足は避けましょう。
素材の力を信じて、余計な装飾をせず、「話す力」を意識しながら披露します。
素材となった新聞記事を紹介します↓
【10月10日付の「あだち広報」を読むと、そこには大きな字で
「消えた本、2万冊」と書いてありました。
期日を守って図書館に本を返さない人が多いため、約2万冊も本がなくなっているということを表していました。
金額はおよそ2561万円ということも分かりました。
私もよく図書館で本を借りるので、びっくりしました。
みなさんの中には、少しぐらい返却が遅くなっても大丈夫と思っている人がいるかもしれませんが、それはとてもめいわくなことなのです。
期日が過ぎると、図書館の人、次にその本を借りる人がこまってしまいます。
私も返却期日を守るように気をつけたいと思いました。
そして、借りた本は大切にあつかって、次に借りる人へわたせるようにしたいと思います。】
いかがですか?
学校に通う子どもたちにとって、図書館の本は身近ですよね。
そんな本が2万冊もなくなっているというのが衝撃ですよね。
金額にすると2561万円というのも大きな数字です。
ここに心が動いて投稿されたこのコラム記事、投稿したのは11歳の女の子です。
子どもが書いているのですね。
同じ子どもが書いていることであり、数字のインパクトもあり、話題も身近な話であり意外性がある。
とっておきの話の素材としてピッタリな要因が散りばめられていますよね。
今回のとっておきの話では、導入で「隠して見せる」ことをしています。
「2万冊」を隠し、何が消えたのかを考えるところから始めます。
その後、「2万冊って何のことだかわかりますか?」と問いかけることで、本屋さんの本ではなく、図書館の本という身近なところから本が消える衝撃へとつなげていきます。
素材となる新聞記事は丁寧に読み聞かせます。
あとは終盤に、自分事に落とせるように問いかけて締めくくります。
素材によって、とっておきの話として作りやすい時と作りにくい時はありますね。
今回の場合は圧倒的に作りやすい部類に入ります。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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