Twitterに、とっておきの話290「最終回の一言」の原稿をアップしました。
アニメの最終回というのは観る人に感動を与えるものです。
その映像の中には、素材となるようなセリフが含まれていることがあります。
今回のとっておきの話は、「宇宙戦艦ヤマト」というアニメの話を素材にしています。
【(宇宙戦艦ヤマト と板書)
先生のお父さんたちの世代では、「宇宙戦艦ヤマト」というアニメが子どもの頃に流行っていました。
簡単に言うと、滅亡しそうになったガミラス星という星に住んでいた宇宙人が、人類を滅ぼして地球に移り住もうとします。
しかし、ヤマトの活躍によって、宇宙人たちをやっつけ、逆にガミラス星を滅ぼしてしまうお話です。
「宇宙戦艦ヤマト」の最終回、滅亡したガミラス星の様子を見ながら、主人公の古代進という人が言ったセリフがあります。
いったい、何と言ったと思いますか?(しばらく間をおく)
こんなことを言ったのです。
「地球の人たちも、ガミラスの人たちも、幸せに暮らしたいという気持ちに変わりはない……。
なのに。われわれは……戦ってしまった。われわれがしなければならなかったのは……、
戦う事じゃない!愛し合う事だった……。勝利か……。
くそ、くらえぇ!」
ヤマトに乗っていた主人公の古代進たちは、本当に正義のヒーローでしょうか?
滅亡したガミラス星の宇宙人たちは、本当に悪いやつらなのでしょうか?
何が正しいのか、私たちが生きているこの世の中は、アニメの世界以上に複雑でわからない世界です。
そんな中でも、自分が正しいと思う方を選ばなければならない時があります。
みなさんは、どっちが正しいか、その時自信をもって決められますか?】
0 件のコメント:
コメントを投稿