Twitterに、とっておきの話295「手塚治虫が描き直したもの」の原稿をアップしました。
神は細部に宿る
という言葉があります。
今回のとっておきの話は、漫画の神様の話。
この人です↓
【(手塚治虫さんの写真を提示)
みなさんは漫画を読むのは好きですか?
この人は、漫画の神様と呼ばれた手塚治虫さんです。
鉄腕アトムやブラック・ジャックなど、有名な漫画を数多く作った人です。
そんな漫画の神様にも、伝説と言われるエピソードがあります。】
ここから手塚治虫さんのエピソード素材を紹介していく場面に移ります。
果たして手塚治虫さんはどんな細部にこだわったのでしょう?
想像しながら次の原稿を読み進めてみてください。
【手塚治虫さんは、締め切りのギリギリまでこだわって漫画をかく人だったそうで、ある日、印刷機がもう回っているのに編集者の人に
「やっぱり原稿を差し戻してほしい。付け足したいものがあるから」
と言ったそうです。
断る編集者さん。
それでも絶対にあきらめない手塚さん。
根負けした編集者さんは、原稿を差し戻したそうです。
そこで手塚さんが差し戻された原稿に付け足したもの。
いったい何だと思いますか?(しばらく間をおく)
正解は、これです。
(葉っぱ 2、3枚 と板書)
たったこれだけです。そんなに違わないじゃないかと思いますよね。
でも、手塚さんはこう言います。
「創作に携わる者が、完璧を目指さなくてどうするんですか」
神様のこだわりが、みなさんにはわかりますか?】
最後の締めくくりの言葉で
神様のこだわり
というキーワードを提示してみました。
このように、短いキーワードを話の終わりに残すことで、たとえエピソード素材の詳しい内容を聞き手が忘れてしまったとしても、キーワードをきっかけに思い出せるようにしています。
「ほら、神様のこだわりっていう話があったよね」
「手塚治虫さんって漫画の神様って言われてるんだよね」
「葉っぱ2,3枚の話ってあったよね」
そんな感じで、とっておきの話を思い出すトリガーは原稿の中に必ず残しておきたいですね。
葉っぱ2,3枚にこだわった漫画の神様、手塚治虫。
あなたはどんな細部に神が宿ると思いますか?
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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