2021年9月15日水曜日

とっておきの話246「どこまでも通過点」の裏話

Twitterに、とっておきの話246「どこまでも通過点」の原稿をアップしました。

とっておきの話246「どこまでも通過点」の原稿



もしもみなさんがフィギュアスケートの選手だったら、次のうち、どれがゴールだと思いますか?


A 全国大会優勝(日本一)

B オリンピック出場

C オリンピック金メダル(世界一)



きっとCを選んだ人が多いのではないでしょうか。


しかし、彼女は違いました。

荒川静香選手です。みなさんご存知ですか?



 

プロのフィギュアスケート選手です。

彼女は小さい頃からオリンピックを目指し、周りから「天才少女」と呼ばれるほど上達していきました。

高校一年生で日本一となり、1998年の長野オリンピックにも出場しましたが、思うような結果が出ませんでした。

それでもあきらめず、2006年、24歳で出場したトリノオリンピックで、大接戦の末、見事金メダルを獲得しました。



輝かしいエピソードですよね。

その後のインタビューで、荒川静香選手はこう言ったのです。


「オリンピックは通過点です。」


オリンピック金メダルという夢まで叶ったのに...その後すぐに引退してしまいます。

引退後、荒川静香選手は次のように言ったのです。



「私はプロスケーターを目標に世界選手権で優勝してオリンピックで金メダルを取ったのです。」



何をゴールとするか、何を通過点とするかは自分次第です。


むしろ「どこまでも通過点だ」と思いながら夢を叶えていく人生は楽しくて仕方ないのかもしれません。

みなさんにとってのゴールや通過点は、何ですか?



自分が思い込んでいるゴールは、誰かが勝手に決めつけたゴールかもしれませんよね。


自分が通過点だと思えば、どこまででもゴール無く進んでいける。

そんな勇気をもらえる話です。




なかなか金メダルを獲った経験を通過点だと言える人はいません。

一方、みなさんの周りにも金メダル級に嬉しい出来事ってあると思います。

そんな時、ここがゴールだと思ってしまいがちなところをあえて通過点だと考え直してみる。

すると、また新たなゴールが見えてくるでしょう。




ゴールを達成する喜びは大きいものです。

しかし、ゴールを追いかける喜びもまた大きいものです。

追いかけるものを失くさず、どこまでも通過点だと思えば、
喜びは大きくなっていくでしょう。


ゴールと通過点の関係にどんな価値観を与えるのかも自分次第ですね。




気になった方はぜひ、実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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