Twitterに、とっておきの話185「ネッカーの立方体」の原稿をアップしました。
私事ですが、算数・数学の教員免許を所有しています。
なので、算数や数学の知識は他の教科を専門としている先生よりは詳しいと思います。
算数・数学の先生なのに、こんな道徳的なことに力を入れ続けているのも不思議な話ですけどね。
さて、そんな算数・数学の世界にも、
もしかしたら素材になるかも
というものがあります。
今回紹介する素材は、
ネッカーの立方体
というものです。
次のような図形のことを言います。
みなさんは、この立方体のどの面が正面だと思いますか?
見方を変えると、最初に正面だと思っていた面が正面ではないように見えてきます。
ネットで調べると、次のように説明されています↓
【ネッカーの立方体(ネッカーのりっぽうたい、英: Necker Cube)は、スイスのルイス・アルバート・ネッカーにより1832年に考案された、錯視の立方体である。 ネッカーの立方体では、立方体を構成する2つの辺が見た目の上で交わるとき、どちらが前部か後部か示されておらず、2つの解釈ができるために錯視が可能となる。】
この素材の魅力は、見慣れてきた立方体という図形のはずなのに、錯視を利用して線の色を均等にするとたちまち見方が1通りではなくなるところです。
そして、この
見方が1通りではない
という考え方が、人に対しても言えるのではないだろうか?
と思いつき、次のように話をつなげてとっておきの話にしました。
【これは、人を見る時も同じです。
「この人は○○な人だ」と決めつけた見方ばかりしていると、その人の違う面に気付きにくくなってしまいます。
そうではなくて、「この人は○○なところもあるけど、△△なところもある人だ」といろいろな見方をすると、どんな人にも魅力があることに気付きます。
あなたの心にあるネッカーの立方体は、ここが正面だと決めつけていませんか?】
決めつける子って少なからずいるんですよね。
思い込んで「あの人ってひどいよね」と陰口で盛り上がる大人もいます。
そんな人に、別の視点を授ける。
そのために、ネッカーの立方体の話は1つのきっかけとなるかと思います。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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